日産が三菱自の筆頭株主に ゴーン氏が会見(写真提供:アフロ)

朝日新聞:ありがとうございます。朝日新聞の記者でサカキバラと申します。よろしくお願いします。今回のシナジーの1つとして共同購買、共同調達が大きいということを挙げられております。で、三菱自動車さん、水島製作所で軽自動車を造っておりますが、その水島の周りにはたくさんの下請会社がございます。今回の共同購買、共同調達でそういう水島の周りの競争力の低い下請業者との契約はもうやめて、日産が鍛えてきたコスト力のある下請さんを使って、より競争力の強い軽自動車をつくれるということでよろしいでしょうか。

ゴーン:競争力のないサプライヤーさんというのは、水島工場であれ、追浜工場であれ、あるいは栃木工場の界隈であれ、あるいは北米であれ、欧州であれ、競争力のない取引先はアライアンスに対してのビジネスを失ってしまいます。なぜなら、トップレベルで競争するためには競争力の低いサプライヤーさんとはビジネスができないからです。これは三菱自動車、水島工場に限ったことではありません。

 私どもの購買組織の利点というのは最高のサプライヤーを採用できるということになります。なぜなら、これはお客さまのためなんです。お客さまに対してしなければなりません。もちろん、盲目的にやるわけではありません。時間をかけて検討いたします。いろいろ、警告も出しています。もちろん、サプライヤーさんで苦境に陥っているサプライヤーさんをサポートしています。やるか、やらないかということではないんです。サポートして、業績改善に支援します。なぜなら、サプライチェーンの持続性を担保するためです。

 ですから、私どもは全ての今の三菱自動車のサプライヤーさんを私どものパネルに入れることを歓迎します。ただ、競争力がなければなりません。そして競争力を上げるために支援する用意があります。そう申し上げたいと思います。ですから、競争力のあるサプライヤーさんにとっては朗報でしょう。ただ、そうではないサプライヤーさんにとっては朗報ではないかもしれません。ただ、少なくとも競争力を目指す、努力をするサプライヤーさんにとっては朗報でしょう。次いきましょう。

【中継録画】日産が三菱自の筆頭株主に ゴーン氏が会見

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