ヤクルトが来季の新外国人としてメジャーリーグのタイガース傘下3Aトレドなどでプレーしていたディーン・グリーン内野手(27)と契約を結ぶことが3日、明らかになった。現地のデトロイト・フリープレス紙の記者が、日本時間3日未明に「タイガースが、日本のヤクルトにディーン・グリーン内野手を売った」とツイッターにて報道。その数分後に、グリーン自身も、ツイッターにてヤクルト入団の声明を発表してしまった。所属していたタイガースとファンへの感謝を述べた後、「東京ヤクルトスワローズとともに、次の野球人生の時期を送ることを楽しみにしている」という言葉で結んだもの。

 ヤクルトの正式発表よりも先に本人がフライングで入団発表するのも異例だ。しかし、それもソーシャルネットワーク全盛時代ゆえの発表の形であり、グリーン自身の新天地日本で活躍したいという意欲の現われなのかもしれない。

 グリーンは2011年のドラフト11順目でタイガースと契約。メジャー経験はないが、今季は3A、2Aの2チームで130試合に出場し打率.296、23本塁打、108打点をマーク。マイナー6年間で、通算591試合に出場し、打率.306、76本塁打の数字を残している。

 主に、DH、一塁手として出場していた右投げ左打ちの体重100キロを越える巨漢で、すり足のほぼノーステップ打法。率を残せるだけでなくパンチ力もある。タイミングのとり方も含めて外国人にしては珍しく癖のないバッティングスタイルで、どんなボールにでも手を出すフリースインガーではない。足、肩はなく、一塁以外を守るのは難しい大砲候補だが、日本野球に適応できるのではないか、と評価された。

 ヤクルトの一塁には畠山和洋(34)がいるが、故障に苦しみ、今季はわずか45試合の出場に終わりチームとしても苦しんだポジションだった。まだ畠山の来季の計算も立たない状況。しかも、バレンティンのチーム残留も決定していないため、強打の助っ人補強はチームにとって大きな課題だった。グリーンはメジャー実績はないが、まだ27歳と若い選手のため日本での伸びシロにも期待が持たれている。