劇場版『モンスターストライクTHE MOVIEはじまりの場所へ』から感じた思いを語る大リーガー川崎宗則選手とモンストのキャラクター「オラゴン」(撮影:山本宏樹)

 新作劇場版『モンスターストライクTHE MOVIEはじまりの場所へ』が12月10日、いよいよ全国公開されます。世界を救うため4人の少年少女が、対立を乗り越え、力を合わせて巨大な敵に挑む本作品は、海外で活躍する日本人チャレンジジャーの目にどう映るのでしょう。

 2012年から大リーグに舞台を移し、2016年の今シーズン、所属チームのシカゴ・カブスでワールドチャンピオンに輝いた川崎宗則選手が、挑戦することの意義や劇場版『モンスト』から感じたことを語りました。

THE PAGE特別企画 『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』

主人公の姿に自分自身の少年時代を投影

 作品を観て、「お気に入りのキャラクターは主人公のレン」と笑顔をみせる川崎選手。特にレンの仲間に意地を張る姿が、少年時代の自身に重なったといいます。

 「レン君はお父さんにかまってもらえなかった寂しさを隠し、俺は一人でも生きていける、やれるって思っていたんですけど、己を知り、未熟さを知り、仲間に助けてもらい、少しずつ成長する姿が、僕もそういうところがあったので、似てるなあと思いましたね」。

日本プロ野球、大リーグで知った「自分の力のなさ」

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 鹿児島県の高校卒業後、2000年に福岡ダイエーホークス(のち福岡ソフトバンクホークス)に入団。ベストナイン、ゴールデンクラブ賞にそれぞれ2度選ばれ、日本が世界一の栄冠をつかんだワールド・ベースボール・クラシック(2006、2009年)で活躍するなど、走攻守そろった名選手です。しかし子供のころは、5歳離れた兄の影響で野球を始めたものの、「プロ野球選手になるなんてあいまいにしか思っていない。野球、勉強、遊びはたくさん、そういう子供でした」と振り返ります。

 転機は中高校生のころに感じたイチロー選手(マイマミ・マリーンズ)への強いあこがれでした。「今メジャーリーガーとして活躍している彼を見て、プロ野球選手を意識しました。なりたいとはっきり思いました」。そしてイチロー選手がいる大リーグに移ったのですが、「ショックを受けた」と明かします。

 「苦労しました。文化が違い、言葉は壁があるし、技術の壁もありました。2000年に日本のプロ野球に入った時も衝撃でしたが、アメリカに渡った時もショック。自分の力のなさ。負けを知りましたね」。そのときの思いも「レン君とかぶります」と語ります。