自社のキュレーションサイトが不正確な記事を掲載するなどして公開が中止された問題で、7日に行われたディー・エヌ・エー(DeNA)の会見には、創業者である南場智子会長も出席し、「ただただ残念で申し訳ない」などと陳謝した。

【中継録画】WELQなど全10サイトを非公開に DeNAが会見

[写真]7日の会見には急きょ南場智子会長(右端)も出席した

 非公開になった医療健康情報サイト「WELQ(ウェルク」の問題については今回の報道で知ったと語り、「いつから重い医療情報を扱うようになったのかと愕然とした。経営者として不覚であったと反省した」と述べた。

 「現場の誤りはゼロにならないが、すみやかにチェック機能を働かせて管理・監督できる状況にするのが一流企業のあり方。まず自ら過ちに気付いて是正する機能を徹底強化すべき」と述べ、「ルールを守って成長させることは当然のこと。そういう考え方を徹底したと思っていたが、今回の件でもう一度それをゼロから見直して、会社を作り変える気持ちで取り組みたい」と強調した。

 会見では守安功社長の続投を疑問視する質問も出た。守安社長について南場会長は、サービスやユーザーを愛する気持ちは強く持っているが、同時に非常に数字に強く論理的な人物であるため、「数字の部分のコミュニケーションが強く全社に伝わった」のが実態ではないかと分析。

 「遵法精神は非常にあるがバランスの面で崩れていたのでは」とした上で、現場でその通りに運用されているかを確認することが重要で、そのために「労力を使い、汗をかく」(南場会長)ことの大切さが今回良くわかったのではないか、と諭すように語った。そして「一存では決められないが、個人的には、引き続き社長をやってもらいたい」と述べた。

 南場会長は、5日に元USEN取締役で夫の紺屋勝成さんが亡くなったばかりで、急きょ会見への出席が決まった。

(取材・文:具志堅浩二)

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします