iDeCoはどこで始めたらいいの?(写真はイメージ、提供:アフロ)

 最近話題のiDeCo(個人型確定拠出年金)、申込者数が急増しているようですが、実際にiDeCoを始めるためにはまず専用の口座を作らなければなりません。どこで作るかというと、「運営管理機関」という聞きなれないところになりますが、これはほぼ「金融機関」と同じですので、ここでは難しい言葉は使わずに「金融機関」という言い方でお話します。

 普通の商品を買う場合、例えば電化製品の冷蔵庫などを買う場合は、大手のメーカーであればそれほど差がありません。したがって、形やデザイン、機能の内、自分が重視するものを中心に選び、あとは価格を気にするだけです。ところがiDeCoの場合はどこの金融機関を選ぶかによって、大きな差が出てきます。商品に関する手数料も違いますし、サービスも全然異なりますので、良いところを選べばいいですが、悪いところを選んでしまうと、将来大きな差が生じることになりかねません。では具体的にどういう基準で金融機関を選べばいいのかについてお話します。

【連載】ちょっと気になるiDeCo(イデコ)のお話

1.大きさは関係ない

 大手金融機関だから安心とか、ネット証券だから不安ということは全くありません。なぜなら積み立てていく資産は全て資産管理機関といわれる「信託銀行」に分別管理されているからです。したがって仮にiDeCoの口座を持っている金融機関が破たんしても全く資産には影響ありませんし、預けている信託銀行が仮に破たんしても、加入者の資産は分別されて管理されていますので何ら不安はありません。

2.運用商品の種類と品揃えに注意

 iDeCoは自分のお金を何で運用するのかを自分で決める制度です。したがって、自分の判断で選べるように一通りの運用商品が揃っていることが大切です。最低限必要なのは定期預金と投資信託ですが、投資信託の中でも、4つの基本的なカテゴリーである「国内株式」、「外国株式」、「国内債券」、「外国債券」といわれるものが全部揃っている必要があります。さらに言えば外国の中でも先進国と新興国の2種類があった方がいいでしょう。必ずしも多ければいいというわけではありませんが、最低限の品揃えは必要ですからそれがそろっていないところは選ぶべきではありません。