(撮影:倉谷清文)

 日本で最も近いヨーロッパの国、フィンランド。その首都ヘルシンキから飛行機で1時間弱、クーサモに向かった。ロシア国境に接し、フィンランドの北部ラップランド地方の入り口だ。

 夏は日が沈まない白夜が2ヵ月以上続き、冬は対照的に暗い日々が延々と続く北極圏のラップランドはさまざまな楽しみを提供してくれる。中でも冬の観光客向けアクティビティもユニークだ。専用のウェットスーツを着て、極寒の川に身をまかせて流れるフローティングリバー。真っ白な空を仰ぎながら、水流に体を委ねてみる。ときどき視野の端に流れる雪景色の森を感じていると、なんだか人生観が変わってしまうようだ。

(2015年10〜11月撮影)

フォト・ジャーナル<“森と湖の国” 冬のフィンランドを行く>-倉谷清文第2回