[写真]善光寺で記念撮影する昨年の参加者(実行委撮影)

 好きな着物で善光寺参り――。着物姿で長野市や須坂市の街歩きや記念撮影、宿坊体験を楽しむ「信州きものデー」が5月3、4両日に今年も予定されており、実行委員会が参加者の募集を始めました。昨年、日帰りで実施して好評だったため今回は1泊2日の本格プランが中心。全国からの参加が見込まれ、春の信州を色鮮やかな着物姿が彩ることになりそうです。

1泊2日プランで宿坊体験も

[写真]沿道の注目を集めた昨年の着物パレード(実行委撮影)

 信州きものデーはNPO法人長野都市経営研究所、須坂クラシック美術館などの実行委の主催。5月3日に長野市の善光寺周辺を散策し、善光寺宿坊に宿泊して精進料理を楽しみます。翌日は善光寺のお朝事(おあさじ)を体験し、バスで長野市の隣の須坂市に向かい、須坂クラシック美術館でアンティーク着物の「春の大虫干し会」を観賞します。

[写真]今年も牛が参加予定(実行委撮影)

 5月3日は午後1時半に長野市の中心市街地をスタート。「牛に引かれて善光寺参り」の言い伝えに倣って実際に牛を先頭に表参道を善光寺に向かいます。善光寺に到着後は、着物姿の記念撮影や善光寺大本願での講話などを予定。昨年も着物姿の女性たちと牛の行列が沿道の目を引きました。

 宿坊宿泊の場合、翌朝の着付けで必要な場合は手伝ってもらえます。2日目の午後2時前に長野市中心市街地で解散後の着替えの場所も用意してあります。

 2日目の須坂市では、須坂クラシック美術館で保存している大正時代などの鮮やかな色とデザインの着物約50着の虫干しを観賞します。現代でも通じる大胆なデザインなどが関心を集めそうです。ほかにかつて生糸で栄えた旧商家宅の見学や、香り袋を作る体験イベントも。

 実行委は「かつて養蚕、製糸業が重要産業だった長野県の絹織物に代表される着物は地元の伝統文化。着物をテーマにしたイベントで長野の文化を伝えていきたい」と信州きものデーの狙いを説明。併せて連休期間中に着物姿のパレードでにぎわいを盛り上げ、観光客の誘致につなげたいとしています。

 1泊2日プランは参加費2万円、定員40人。着物で参加できる女性が対象(年齢不問)で、着付けは基本的に各自で。1泊プランとは別に日帰りの「花遊歩(はなゆうほ)1日プラン」も用意し、安い参加費で定員20人で募集の予定です。

 実行委によると昨年は日帰りのプランに60人が参加。うち25人は県外からの申し込みで、40~60代を中心に10~20代もいる幅広い参加でした。事務局は今回も全国からの参加を期待しています。申し込み先はNPO法人長野都市経営研究所(電話026ー235ー7911。定員になり次第締め切り)。


■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

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