[写真]「ネットでこわい思いをすることもある」と説明する小学生向けのメッセージ(長野県ホームページから)

 インターネットの危険から子どもを守ろうと、長野県教委と県PTA連合会、県高校PTA連合会の三者連合で「インターネットの安全な利用に関する共同メッセージ」をこのほど発表しました。ネットを通じたいじめや性的被害、詐欺、依存などを防ぐため、子どもたち自身がコントロールできる力をつけるのが目標。これまでの調査で高校生らが「自分はネットを使う時間が長い」と感じていることも分かっており、親や学校の協力による安全・適切なネット利用の普及を期待しています。

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ネット利用について自分で考えてみる

[写真]「自分のネット利用を調べてみよう」と呼び掛ける中高校生向けのメッセージ(長野県ホームページから)

 昨年、県教委がまとめた長野県内の小中高校生のネット利用のアンケート調査で、高校生の3分の1は「自分はネット依存の傾向がある」と考え、全般に「自分はネット利用の時間が長い」という自覚があることが分かりました。

 今回の共同メッセージは、こうした現状を踏まえて小中高校生が自分の力でネットの適切な利用ができるよう学校、PTA、地域が協力していこうとの呼びかけ。すでに一部の高校などで始まっている生徒らの主体的な取り組みも支援し広げていくことにしています。

[写真]家庭や学校には、子どもたちと一緒にネット利用を考えることを勧めている(長野県ホームページから)

 メッセージは「学校・保護者・地域」と「中学・高校生」、「小学生」の3者向けで構成。ネット犯罪などの影響が深刻になりがちな小学生向けでは「悲しい思いやこわい思いをしないために」として、便利なネットもいじめや高額な料金請求、知らない人からのメールなどで危険なことが起きると指摘。自身もほかの人の悪口や個人情報をネットに書き込まないよう呼び掛けています。

 同時に、ネットを使う時間を自分で調べて毎日の生活に影響がないか考えてみることや、「こわい思い」をしないためにどうしたらいいかをクラスで考えてみることなどを促しています。

 中・高校生向けには、ネットを安全に利用するためにテーマを決めてクラスなどで話し合う、自分の意見もまとめて意見交換する――などを推奨。1日のネット利用時間と、学習、ゲーム、動画、メールなど利用の内容をつかんでその傾向を客観的に考えてみることも勧めています。