水族博物館は春のにぎわい――。新潟県上越市の「上越市立水族博物館」で、大きな水槽を泳ぐマアジなどをピンクの照明で照らし、ダイバーの餌やりで夜桜のように展開させる水中パフォーマンスが人気です。花見シーズンに合わせて来場者の増加も期待。昨年末に上越市内で鳥インフルエンザの発症が確認されて以来、屋内施設に退避していた同館のマゼランペンギンも鳥インフルの収束で5日から屋外に登場。6日にかけて行われたペンギンの行進が子どもたちの歓声に包まれていました。

ダイバーが花さかじいさんに扮する

[写真]水中でマアジの夜桜を演出するダイバー

 水中パフォーマンスは「上越市に春を告げる・花さかダイバーの水中パフォーマンス」と銘打って、同館の大回遊水槽「マリンジャンボ」で午前11時15分と午後2時45分の2回、4月17日まで行っています。

 照明を落とした大水槽に花さかじいさんの格好をしたダイバーが登場して餌のサクラエビを用意すると、多数のマアジが集まり、やがてダイバーを中心に回り始めます。ピンク色の照明を受けたマアジの乱舞は夜桜を思わせ、観客は「きれい」と歓声。

 マリンジャンボは高さ8メートル、入る水の量は720トン。高さ5.5メートルのアクリルガラスの厚さは335ミリと1993(平成5)年のオープン当時は世界一の厚さを誇りました。正面の横幅7メートルの大きなガラスは重量16トンもあり、ワイドな画面で繰り広げられるショーに来場者は満足していました。

鳥インフルで退避のペンギンが屋外へ

[写真]60余羽のペンギンの行進

 同館のもう一つの見どころは126羽もいるマゼランペンギン。100羽以上のマゼランペンギンがいる施設は全国でも同館だけで、小さな子どもたちの人気です。

 昨年11月に上越市内で鳥インフルエンザが発生したため屋外のプールから屋内に退避していましたが、鳥インフルの収束で屋外の「ペンギンランド」に4か月ぶりの引っ越し。5日から半数ずつ移動させ、観客の前を行進しました。

 ペンギンの行進には200人近い親子連れが集まり、子どもたちはペンギンに「頑張れ」「後ろに行っちゃだめだよ」などと声援を送りました。ペンギンの行進を見る機会が少ないため子どもたちは興奮気味でした。