メジャーから電撃凱旋帰国していたソフトバンクの川崎宗則内野手(35)が28日、1軍に昇格、即、京セラドームで行われるオリックス戦で「1番・セカンド」でスタメン抜擢された。

 川崎のスタメン出場は、レギュラーシーズンでは、2011年10月22日のロッテ戦で「1番・ショート」で出場して以来、6年ぶり。ポストシーズンの試合を含めると、同年11月20日の日本シリーズの中日戦で「1番・ショート」で出場して以来となる。

 オリックスの先発は西勇輝。背番号「52」で1980年の南海ホークス時代のオールドユニホームを身にまとってプレーボールと共に登場したムネリンの注目の第一打席は、初球から果敢に打って出たが、バットが折れて一塁ゴロに終わった。
 第2打席は、二回二死一、二塁のチャンスだったが、フルカウントから外の変化球に膝をついてスイングアウト。第3打席は、5回一死、カウント1-1から3球目にセーフティバントも仕掛けたが、惜しくもファウル。続くカーブを見逃して三振に倒れた。

 だが、中田の暴投で1-1の同点に追いつかれた直後の7回、先頭の川崎が流れを作った。
 初球をセンター前へ返す。詰まったが、パワフルなスイングでヒットゾーンへ持っていった。2011年10月22日のロッテ戦の最終打席でのレフト前ヒット以来となる、日本球界での凱旋復帰ヒットだ。今宮がバントで送り、一死二塁から、負傷退場の柳田悠岐に代わって途中出場していた福田秀平がライトスタンドへ勝ち越しの2ラン。福田の今季初ヒットが価値あるホームランになり、川崎が勝ち越しホームを踏んだ。

 守備でも魅せた。
 4回二死一二塁から中島のセンターへ抜ける強烈なライナーに飛びつきキャッチ。一度、打球を落としたが、冷静にベースカバーした今宮へトスしてピンチを防ぐ。あらかじめベースに寄って二遊間のスペースを締めていたポジショニングが素晴らしかった。データに基づいて大胆にポジションを動かす、シフトディフェンスが主流のメジャー流の技術だった。

 7回裏の守りから中田を五十嵐にスイッチ、川崎も本多に代わってベンチに下がった。今度はムードメーカーとしてムネリンの声がベンチ内に響き渡った。