ダウンジャケットにニット帽、手袋……、いつもより膨らんだスーツケースを転がし成田へ。ヘルシンキ経由で北極圏に位置するアイスランドに向かった。国名からイメージしていた“氷の国”は想像を超えていた。

フォト・ジャーナル<息づく大地:ホットなアイスランド>-倉谷清文第5回

ミーヴァトン湖近くのギャウ、左がユーラシアプレート右が北アメリカプレート(撮影・倉谷清文)

 アイスランドは大西洋中央海嶺の上に位置している。この海嶺は北アメリカプレートとユーラシアプレートが分離する海洋底の裂け目であるが、アイスランドではそれが海面の上で見られる場所だという。毎年2〜3cmの速度で離れていき、それぞれのプレートは日本の海底あたりで潜り込んでいるという。そのため、プレートの境目があるところに火山が多いそうだ。

 ミーヴァトン湖に近いところでも“ギャウ”と言われる裂け目が見られた。固い岩盤のように見えたが意外と粘土質の柔らかい地質に驚いた。アイスランドの南西部にあるシンクヴェトリル国立公園では、もっと規模の大きな地上の裂け目を歩いたり、湖底の裂け目をダイビングで楽しむことができる。

(2017年4月撮影・文:倉谷清文)

※この記事はTHE PAGEの写真家・倉谷清文さんの「フォト・ジャーナル<息づく大地:ホットなアイスランド>-倉谷清文第5回」の一部を抜粋しました。