ダルビッシュは自己ワーストの10失点KO(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

レンジャーズのダルビッシュ有(31)とマーリンズのイチロー(43)の3年ぶりの対決が実現した。ダルビッシュは26日(日本時間27日)、テキサス・アーリントンで行われたマーリンズ戦に先発、一方、イチローは「6番・ライト」でスタメン出場。最初の打席は内野ゴロに終わったイチローだったが、4回無死一、三塁の第2打席にはタイムリー二塁打を放ち、ダルビッシュはこの回、7本の長短打を浴びてキャリアワーストの10失点でKO降板することになった。注目対決はイチローに軍配が上がった。

 最初の対決は、2回にイチローが先頭打者として巡ってきた。初球は外へのストレート。イチローは打ちに出てファウル。2球目はインサイドへのスライダー。イチローはまたファウル。ダルビッシュは、勝負球に154キロのストレートを選んだ。外よりのボールにイチローは押し込まれたショートゴロに終わった。

 イチローが最後にダルビッシュと対戦したのはヤンキース時代の14年7月28日。最後の打席はピッチャーゴロだった。過去の対戦は2012年4月9日から7試合で22打席あり、22打数7安打(二塁打1本、三塁打1本)、2打点、0本塁打、3三振で、通算打率は.318と打ち込んでいるが、2013年6月25日の第1打席で、レフト前ヒットを放ってから10打席連続で無安打に抑えられている。

 ダルビッシュはイチローを迎えるにあたって複雑な心理状況だったに違いない。 
 立ち上がりにプレーボールアーチをゴードンに打たれ、一死からイエリッチにもバックスクリーンにギリギリで飛び込むホームランを許した。1イニング2被弾で、0-2と先制を許してしまっていたのだ。ここ3試合は、クオリティスタートは守っているが、勝ち星に見放され6試合勝利がなく、6勝8敗。イチローとの対決だけにフォーカスしていられない状況にもあった。

 2度目の対決は、マーリンズの2-1で迎えた4回無死一、三塁。追加点のチャンスにカウント2-2からイチローは、甘く入ってきたスライダーを見逃さなかった。あわや本塁打と思える打球がワンバウンドで左中間のスタンドに飛び込んだ。エンタイトルのタイムリーツーベース。対ダルビッシュのヒットは4年ぶりだ。

 ダルビッシュは、さらに無死二、三塁からディートリックに2点タイムリーを打たれた。フォーシームのコントロールが悪いため、苦しいマウンド。二死からゴードンにもライト前を許し、スタントンのふらっと上がった打球がセンター前に落ちた。ここで満塁にされてオズナに走者一掃の右中間三塁打を打たれて1-9。たまらずベンチは交代を告げた。ダルビッシュは、イチローのタイムリーを皮切りに、7本の長短打を浴びてキャリアワーストの10失点でゲームを壊してしまった。
   

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