写真:アフロ

 部活動による教員の長時間労働の問題が話題となっているが、部活といえば中学や高校で盛んに行われているイメージを持つ人も多いだろう。ただ、実際には小学校でも行われている。部活動のほか、学校外の活動であるはずの「少年団」の顧問まで担っている場合もあり、教員の負担感につながっている。

【連載】部活動の今

朝練に加えて放課後も…部活顧問も担う小学校の先生の実態

 Twitterには、小学校の現役教員を名乗る人たちの悲痛な叫びがつづられている。

 「勤務する小学校は、勤務時間が7:55〜16:25。ミニバス部の朝練が7:30〜8:00。そこから15:30まで6時間フルで授業を行い。15:40〜17:30まで部活。トイレに行く暇もなく働き、児童の下校後に…宿題のチェック、ノート点検、授業の準備、事務処理…は?ノー残業デー?」

 「この一週間部活部活でしんどいのでとてもネガティヴになっていました」「小学校なのに二時間も三時間も炎天下で運動させていいわけ?毎回のように熱中症の児童が出てくるんですけど」「小学校部活動も問題にしてほしい…」

 また、地域によっては、部活動という位置づけではなく、「少年団」活動として、教員がボランティアで借りだされているケースもあるようだ。

 現役教員らのコラムが掲載されている「教働コラムズ」には、小学校の現役教員が以下のように実態を証言している。

 「実は小学校にも部活動があるんです。もちろん『部活動』とは名乗れませんので『少年団活動』と名前を変えています。名前を変えていますので、顧問(担当)の労働状態も中学校のそれとは大きく変わっています。中学校の顧問の先生には申し訳ないのですが、何だかんだ言っても部活動の顧問をされると手当が支給されますよね。しかし、小学校のそれは、学校教育活動とは異なる外部の団体なので、手当ては支給されません。つまり、無給のボランティアです。なのに、たぶん顧問としての業務(学校外のことだから業務とは言わないのかも)は中学校の部活動顧問の先生方と大差ないようです。(実際に中学校の部活の顧問をしたことはないので推測ですが)」

 「少年団の顧問に好きでなった人はいいのですが、場合によっては私のように異動の時に『次の学校で野球少年団の顧問よろしくね』と異動してきたのに、着任すると『サッカー少年団の顧問をお願いしますね』って・・・もちろんどっちも未経験です。でも、断れずにというか、いつのまにか異動条件にそれが入っていることになり断れない状況になっていました」

  部活動問題では「小学校は部活がないからまだまし」「部活の顧問になるのが嫌なら小学校へ行けばよい」などと言われることもあるが、小学校でも部活指導を無理やり担わされているケースというのは少なくないようだ。