福井の新ブランド米「いちほまれ」のロゴお披露目に登場した西川一誠・福井県知事(写真右)と福井県出身のモデル、道端アンジェリカさん

 コシヒカリ誕生の地、福井県がポストコシヒカリとして開発した新ブランド米「いちほまれ」のロゴ・パッケージが24日、都内でお披露目された。金色の太陽をモチーフに、シンプルで飽きのこない時代を超えて長く親しまれる「日本一の米にふさわしい」(西川一誠・福井県知事)デザインにしたという。販売開始は9月23日。

「日本一おいしいお米の決定版」

初披露となった「いちほまれ」のパッケージ。金色の太陽がモチーフ

 ロゴ・パッケージデザイン発表会には西川知事ほか、デザインを担当したグラフィック・デザイナーの副田高行さん、福井県出身の人気モデル道端アンジェリカさんらが参加。西川知事は、「いま日本のほとんどの米がコシヒカリだがこれは60年前、福井県農業試験場が生んだすばらしいブランド米だ。その伝統と技術を受け継いだ福井県が日本一おいしいお米の決定版としてこの『いちほまれ』を、いよいよ今秋出荷する。今後末永く50年、100年と日本の米、福井の米を味わうスタートにしたい」と意気込みを述べた。

 副田さんは「いちほまれ」が奇をてらった米ではないことから、「強い正当表現」を心がけ、ロゴにも長く日本の文字文化を支えた秀英明朝体の活字を用いたことなどを説明した。道端さんは「ずっと福井の食べ物で育って、福井のご飯がおいしい、といつもみんなに言ってきたので、こうして広まることがうれしい。お米大好きなので『いちほまれ』もこれから食べていきます」と笑顔でPRした。

店頭にはコンシェルジュを置き、購入者の満足度高める

絹のような白さとつや、味のよさが特徴。「ポストコシヒカリ」として日本を代表するブランド米を目指す=都内いちほまれ試食会場

 今後は9月23日に都内でイベントを開いて、同日から販売を開始。取り扱う百貨店や販売店、食事を楽しむことができる店など情報発信をしていく。

 初年のことしは、栽培技術が高い生産者131人が600トンの限定生産で、高い基準を満たす米だけを出荷することで品質を厳格に担保。多様な消費者ニーズに応じるため、栽培方法に合わせた商品ラインアップを用意する、としている。

 「特に福井の米の知名度の低い東京」(酒井智吉・福井県農林水産部長)で浸透を図るため、店頭には「いちほまれコンシェルジュ」を店頭に配置。おいしい炊き方や米の特徴などを丁寧に説明することで、購入者の満足度を高めることにも力を入れ、「日本を席巻する米を目指す」(同)という。
 
 いちほまれは絹のような白さとつや、やさしい甘さ、粒感と粘りの調和のよさが特徴で、暑さに弱く倒伏しやすいコシヒカリの弱点をカバーした品種。生産農家を絞ったことしは、首都圏や地元を中心に販売を展開し、本格的な市場デビューは来秋になる。

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします