JAXAでの会見(THE PAGE編集部)

佐孝:私は佐孝大地と申します。金井飛行士が長期滞在をします、前半の期間になりますインクリメント54という期間の担当フライトディレクタを務めさせていただきます。先ほどもちょっとありましたけれども、ダブル大地の片方として地上からしっかりと金井飛行士をサポートしていきたいと思っています。本日はよろしくお願いいたします。

中村:私が中村大地と申します。金井ミッションの後半の担当のインクリメント55の担当となります。本日はそのインクリメント担当フライトディレクタというものがどのようなものかというのを皆さんにご紹介できたらなと思います。よろしくお願いいたします。

 インクリメント担当FD、フライトディレクタを紹介する前に、まずこの管制官というのがどのようなチームかというのをまずご紹介しまして、その中でフライトディレクタはどういう役割か、そしてインクリメント担当フライトディレクタのご説明をしたいと思います。

【中継録画】金井宇宙飛行士がISS長期滞在へ JAXAで会見

管制官の紹介と、フライトディレクタの役割について

 管制チームは24時間態勢で、日本の実験と「きぼう」のシステムの監視制御、そして実験の運用というのを行っております。JAXAはつくばの宇宙センターに管制室がございまして、私たちはそこで勤務をしています。いくつかご覧のようにいろんなポジションがございまして、例えば電力通信のスペシャリストの管制というチームですとか、あとはロボットアームを動かすチーム、そして実験運用をやるチーム。そして宇宙飛行士と交信をするJ-COMというポジションもございます。そしてそれらのチームをまとめているのがフライトディレクタになります。

 ご覧いただいているのが、これがつくばの管制室になります。このJ-FLIGHTと書いてあるところが、フライトディレクタが座っているところになります。24時間と申し上げましたけれども、シフト勤務を行っておりまして、3交代で働いております。国際宇宙ステーションで使っている時間はグリニッジ標準時でして、日本時間が9時間進んでおりますので、今、ちょうど宇宙ステーションは朝、宇宙飛行士が起き始めて作業始めるというような、今、時間になっております。

 国際宇宙ステーションの運用管制全体を見ますと、アメリカ、ロシア、ドイツ、カナダ、そして日本はつくば、JAXAの管制室があります。つくばと宇宙ステーションも交信をするんですけども、それぞれの管制室、世界中の管制室とも交信をしていまして、ヘッドセットのようなものを付けて常に通信しながら国際宇宙ステーションを支えております。

 フライトディレクタの役割なんですけども、先ほど申し上げましたとおり、各、いろんな専門家がいる中でそれを統括する指揮官です。特に緊急事態が起こったときですとかは宇宙飛行士の命を守りますし、また不具合、いろいろな、さまざまなことが起きますけれども、いろんな事象を早く判断、情報把握してスピーディーに決断していく、そのようなものがフライトディレクタになります。

 そして肝心のインクリメント担当、フライトディレクタですけれども、そういうフライトディレクタ、今、JAXAは12名おりますけども、そのチームの中から各インクリメントで担当が割り振られます。54が佐孝で55が私、中村です。どう違うのかと言いますと、ざっくり言いますと、インクリメント担当はもっと長期的に担当しているというのが言えます。例えば私、インクリメント55に関しては誰よりも情報を持っていますし、今までもずっと準備してきています。より詳細に金井さんとどのように連携していくかということに関しては佐孝から説明させていただきます。

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします