インスタグラムでオススメの1:1。思い切って対象に寄ることで、画面の小さなスマホでも迫力が出る。モデル:清里千聖(OS☆U)<撮影:志和浩司>

 ネット上の写真共有アプリ、インスタグラムは芸能人にとっても必須のツール。スマホやカメラで撮った写真を気軽に投稿できる。アップデートで長方形の写真も投稿可能になり、自由度が増した。しかし普及するにつれて、みんなが気にするようになったのが「インスタ映え」。

 インスタグラムに投稿した際に、より見映えのする写真を競ってねらうようになったのだ。最初は、どこかに行ったついでや、日常生活を送るなかで、ふと撮った写真を投稿するものだったが、いまやインスタ映えする写真を撮るために遊びに行ったり食べ物を食べに行ったりという本末転倒な状況だ。当然、遊びに行く先、食べに行く先も「そこでインスタ映えする写真が撮れるか」を基準に選ぶことになる。

インスタの基本は、正方形というアスペクト比にこだわること

1:1は古くからスクエア・フォーマットと呼ばれてきた。ジャケ写などは基本、正方形だ。モデル:白戸遥(OS☆U)

 そこで、インスタ映えする写真を撮るのに、行く場所や食べる場所など写っているものについて工夫する前に、おさえておきたいことがある。それは画面の幅と高さの比率、いわゆるアスペクト比だ。テレビでいえば、従来型のテレビ画面は4:3だったが、ハイビジョンになってからは16:9と横長になったものが主流。そしてインスタは基本、1:1。つまり正方形画面。後から長方形の投稿も可能になったものの、「やっぱり正方形のほうがおしゃれ」「インスタらしくて落ち着く」などと、あえて当初からの正方形にこだわるユーザーも少なくない。後述するけれど、正方形という画面は古くて新しい。インスタグラムが当初、正方形限定だったのは、往年のポラロイドカメラなどをリスペクトしたから、という説もあるようだ。

 もちろん、実際にインスタ映えする写真を撮っている人がみなアスペクト比にこだわっているわけではない。せっかく長方形の投稿も可能になったのだし、何も気にせず撮るほうが既成概念に縛られず面白い写真が撮れたりもする。そんな可能性を否定する気はないし、被写体によっては長方形のほうが収まりがいい場合もあるが、ここでは一つのスタイルとして、あえて正方形にこだわってみたいのだ。

 現在、写真を撮るのに多用されるスマホやスマホアプリであれば、アスペクト比を切り替えることができるものも少なくない。長方形画面で撮影し、後から切り取って正方形に加工するのも一つの方法だが、インスタに正方形での投稿をするのが目的なら最初から正方形を意識して撮影することをおすすめしたい。