NYで幼年期を過ごした大坂なおみの2回戦突破を米紙が続々報道!(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 テニスの4大大会の最終戦、全米オープン1回戦で、前年の王者で第6シードのアンゲリク・ケルバー(ドイツ)を倒す大金星を挙げた世界ランキング45位の大坂なおみ(日清食品)が31日(日本時間1日)、2回戦で同90位のデニサ・アレルトバ(チェコ)に6-3、4-6、7-5で勝ち、2年連続3回戦進出を決めた。

 1回戦の大金星で注目を集めている大坂の3回戦進出に、大坂が子供時代に過ごしたニューヨーク州ロングアイランドの地元紙ニューズデイ紙は、「元ロングアイランド住民の大坂が3回戦に勝ち進んだ」と誇らしげな見出しで記事を掲載した。

 同紙は「全米オープンには、大坂なおみに特別な何かを与えるものがあるに違いない。(フロリダ州)ボカ・ラトン出身(の大坂)は、(今季は)素晴らしいシーズンといえなかったが、1回戦で前年優勝のアンゲリク・ケルバーを倒し、(2回戦が行われた)木曜日にはデニサ・アレルトバも下した」と切り出し、「日本とアメリカのパスポートを持つこの才能ある選手は、このオープンで多くの好評を得ている。大坂は日本の大阪で生まれ、ロングアイランドのエルモントに6年住み、フロリダ州に移住。その後日本テニス協会の下でプレーするようになった」と大坂の紹介を含めた。

 大坂が1回戦の勢いをそのまま持ち込んだ2回戦は第13コートでの戦い。全米オープン初出場の昨年、ココ・バンダウェイ(アメリカ)を1回戦で倒してデビュー戦を初勝利で飾った時と同じコートだったことに触れ、「昨年第13コートでココとプレーした時は、(観客の)誰もが私を敵として見ていたように感じたけれど、今回私に歓声を送ってくれて、とても幸せだった」という大坂のコメントを掲載。

「私はそんなに喋らない方なんだけど、今すごく喋っているのはわかっている。いつもは少し話すだけなの」と試合後嬉しそうに話した大坂の姿に「彼女の物腰は大人しく無口な感じだけれど、性格はやや面白可笑しいところがあるようだ」と好感を抱いた様子で、「勝利について少しでも話せることは、いいことだ」と、大坂の勝利をともに喜ぶ文体で記事を締めた。

 また、USAトゥデー紙のスポーツ専門サイト“For The Win”では、1回戦でのアップセットに続き2回戦もものにした大坂が会見で見せたひょうきんな面について取り上げた。

「日本を代表する19歳の日系米国人、大坂なおみは全米オープンの1回戦でアンゲリク・ケルバーを破るという信じられないことを成し遂げ、(2回戦の)木曜日も勝った。そして記者会見では、質問に対し、陽気で共感できる応答をくれた」と好感的な記事を掲載。

 大坂が練習中、あるコマーシャルが頭から離れなかったことを明かし、「なぜ、私はこのコマーシャルのことばかり考えているんだろうと思った。変な日だった」と話したことについて、「テレビで見たあるコマーシャルが、なぜか頭を離れないということは誰にでもよくあること」と、同記事の筆者も自らの頭になぜかよく浮かぶコマーシャルを告白。「彼女の素敵な応答を読めば、大坂がどんな人かがすぐにわかる」とし、大坂のユニークな一面を紹介した。