井上尚の衝撃TKO勝利を米国メディアも絶賛した(写真・山口裕朗)

 WBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(24、大橋)が米国で衝撃のTKOデビューを飾った。9日(日本時間10日)、米カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターで行われた6度目の防衛戦で、同級7位のアントニオ・ニエベス(30、米国)を5回にダウンを奪うなどメッタ打ちにして、6回終了後に陣営が棄権の意志を示し、井上のTKO勝利となった。本場米国に初上陸して、圧倒的な強さをみせつけた井上のV6戦をさっそく米国メディアも大々的に報道した。

 米スポーツ専門チャンネルESPNの公式サイトは、「ナオヤ・イノウエが輝いた。アントニオ・ニエベスを止め、ジュニア・バンタム(スーパーフライ)級のベルトを保持した」という見出しの記事を掲載。「ジュニア・バンタム級王者のナオヤ・イノウエには“The Monster”というニックネームがついているが、土曜の夜、アメリカでのデビュー戦で、彼はまさにそのニックネームのように見えた」と書き出した。

 同記事では、「ニエベスは、第6ラウンドの後、彼の陣営がタオルを投げるまで、特にボディをやられ続けた」と説明し、「井上は、とてもいい第2ラウンドを戦った。同ラウンドの終盤、彼はニエベスのボディを強打し続け、もはやノックアウトするところだった」と、早くも井上が優勢に立っていたことを強調。「自分のパフォーマンスに満足している。彼(ニエベス)は勇敢な戦士だが、今晩に関しては、自分は彼の相手としては、あまりにも良すぎた」という井上のコメントを紹介した。

 さらに、「彼は(その後も)凄いパンチを立て続けに食らわせて試合を支配し続けた。彼は(ニエベスの)ボディを強襲して多くのダメージを与えた。ニエベスは、井上がパンチを出そうとする度にたじろぎ、井上のパンチから身を守るためにガードを固めるだけの時間が長く続いた。第5ラウンドも井上はニエベスのボディを攻め続けた。その音はリングサイドで良く聞き取れるほどだった。そしてニエベスの腹のくぼみに左フックが見事に決まり、彼をノックダウンした」と、井上の一方的、かつ力強い戦いぶりを表現。

 ニエベスの「彼はとても強い。そして、とても素早い。同じコンビネーションで攻めてきて全く止まらなかった。彼は情け容赦のないボクサーだ」というお手上げのコメントで記事を締めた。

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