日本女子王座創設会見に決定戦に出場ボクサーが勢ぞろい。左から小関、矢吹、高野、竹原(女子委員長)、吉田、鈴木

JBC(日本ボクシングコミッション)は20日、都内で女子の日本タイトルの創設を日本プロボクシング協会と合同で発表した。プロ化して10年目を迎える女子ボクシングは、2016年度の登録選手数が139人で選手の高齢化も顕著で低迷しているのが現実。もう一度、底辺を拡大、女子ボクシングの興行を増やし、地方の女子ボクシングを活性化するために日本プロボクシング協会が4月に日本女子タイトルの創設をJBCに要請していたが、この度、JBCが、その主旨に同意して創設を承認した。

 創設される日本女子タイトルは、アトム級、ミニフライ級、フライ級、バンタム級、フェザー級の5階級。
試合は、2分6回戦で行われ、出場資格は、6回戦1勝以上のボクサー(アマチュア実績のあるボクサーは別途考慮)で、JBCは世界の主要団体へ日本王者のランキング入りを推薦するという。
 日本ランキングは、月に一度更新され、女子委員会の推薦などのベース案を元にJBCが決定する。また指名試合などの期限も男子同様に設定する。将来的には、階級を7階級に増やしたい意向で、そうなれば「日本タイトルを取得してない選手の世界挑戦は認めない」という方針を申し合わせ事項にして、安易な世界戦やミスマッチを減らしていきたいという。また白をベースにした日本女子のチャンピオンベルトは、持ち回りでなく王者の買取となった。
 
 すでに初代王者決定トーナメントがスタートしており、アトム級の決勝は、葉月さな(YUKOフィットネス)対鈴木菜々江(シュウ)、ミニフライ級の決勝は、矢吹純(協栄)対小村楓花(グリーンツダ)、フライ級の決勝は、小関有希(K&W)対準決勝勝者(佐藤綾香対池本夢実)、バンタム級の決勝は、高野人母美(協栄)対吉田実代(EBISU K’SBox)、フェザー級の決勝(12月17日)は、神成麻美(カシミ)対藤原芽子(真正)の間で、それぞれ争われることが決定している。
 
 注目のカードは、モデルボクサーとして世界挑戦経験もある高野と、格闘技から転身してきたシングルマザーボクサー、吉田の“バンタム美人ボクサー対決”。

 この日、会見に出席した高野が、「一番最初の女子のタイトル戦。歴史に名を残したい。日本タイトルから世界へつなげたい」と語れば、吉田も、「実績も実力もある有名な高野さんとやれるのは夢のようでワクワクしている。勝ってジムに恩返しをしたいしシングルマザーとして娘の自慢の母にもなりたい。(高野は)ポテンシャルが高くて、パンチも強そうで綺麗だなと思いますが、負けません」と受けて立った。
 この試合は10月6日に後楽園ホールで行われ、5階級ある新設タイトルの第一号となる。

 では、日本タイトル創設は、女子ボクシングを活性化させるための起爆剤となるのだろうか。

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