清宮がプロ表明なら史上初の12球団1位指名があるのか(写真・徳吉刑事)

早実の清宮幸太郎内野手が今日22日、午後12時40分より都内の早実で記者会見を開き、プロか、進学か、自らの進路について表明する。高校通算111号を誇るスーパースター候補は、プロ志望届を出す方向だと見られているが、もしそうなれば、10月26日のドラフト会議で何球団がドラフト1位で指名するのだろうか。史上初となる全12球団1位指名はあるのだろうか。
 
 ヤクルトのスカウト責任者として数々の修羅場を経験してきた片岡宏雄氏は、「今は裏金問題などを経てドラフトのルールがクリーンに整備され、どの球団も使うお金の上限が決まっているのだから、それこそ全球団が1位指名する可能性もあるだろう。観客動員は期待できるし、上手く育てれば一塁というポジションの性質上、10年以上、一塁の心配がなくなる。直前まで各球団の駆け引きがあるだろうが、実際は外れた場合のリスクを考える球団も出てくるので半分ほどになるとも思うが」と予想する。

 すでに事実上、清宮の1位指名方針を表明しているのが、セ・リーグから見るとヤクルト、中日、阪神の3球団。ヤクルトは、社長が「神宮が似合う」とコメント、中日はオーナーが「お客さんを持っている」と発言している。阪神も早い段階から、父親が関西出身で阪神ファンであるという情報をつかみ、「清宮1位」で固まっている。巨人、横浜DeNA、広島もスカウト会議では、1位指名候補にもちろん清宮の名前があり、巨人は、U-18のワールドカップが行われたカナダにまでスカウトを派遣した。“ポスト阿部慎之助”を考えると清宮は、ぜひとも欲しい大砲だろう。またマーケティングを駆使する横浜DeNAも清宮の持つポテンシャルには高い評価を与えている。筒香嘉智と清宮の和製クリーンナップを組めれば最高の“売り”になるし、現在、一塁はロペスで、あくまでも助っ人のポジションだけに編成面から考えても清宮に誰もだぶらない。

 ただ広島に関しては回避情報も流れている。確かに一塁は、ベテランの新井貴浩とエルドレッドで回しているポジションで、近い将来、清宮は欲しい戦力であることは間違いないが、元々、スター優先主義の球団ではなく、一塁は外国人で埋めることが可能。それ以上に深刻な補強ポイントに捕手があり、地元の広陵で甲子園で最多本塁打記録を更新した強肩の中村奨成捕手への評価も高く、即戦力投手の補強も急務だ。

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします