華原朋美(2013年11月撮影:志和浩司)

 安室奈美恵の引退発表にわく芸能界だが、一時期TKファミリーと呼ばれた小室哲哉氏プロデュースのアーティストの一人に華原朋美がいる。当時、親密な関係が伝えられた小室氏とのタッグも、いまや過去の話。本人もバラエティー番組などで当時の話を隠すことなく振り返るなどさっぱりした様子で、アーティストとして新しい道を歩んでいる。

コンサートツアーも盛況 波に乗るアーティスト活動

 華原は6月に出演した日本テレビ系のバラエティー番組「今夜くらべてみました」で、「I BELIEVE」や「I’m proud」などミリオンヒットを連発していた当時を振り返り、プロデューサーだった小室氏との関係についてもさらりと語っていた。同時に、恋愛についても芸能人とは付き合わないと決めていると語り、結婚を目的にしている人としか食事もしないと明言。いまはそういうことよりもまず仕事、これまで紆余曲折あったが、何よりアーティストとしての充実を優先している様子だった。

 その華原、好調の波に乗っている。7月22日、東京・武蔵村山市民会館(さくらホール)大ホールを皮切りに始まった全12公演のコンサートツアーが盛況のまま終盤に入り、残すは10月15日大阪、同28日滋賀の2公演。今月4日の東京国際フォーラム公演では、ファンクラブ会員限定でオリジナルグッズ付きのプレミアムシートが1万5000円で発売されたが、開演前の楽屋招待があるなど、サービス内容はまさにプレミアム。最近の活動内容からは、1995年9月リリース「keep yourself alive」から数え歌手デビュー22周年も迎え、これまで支えてきたファンへの感謝の気持ちが強く伝わってくる。

ファンサービスも、自然体で

 コンサートのたび、会場で入り待ち出待ちをしてくれたファンのもとへ駆け寄り、華原を中心に記念撮影、公式ツイッターに華原本人が喜びのコメントとともに写真を掲載している。

 オンオフ問わず写真を撮ってSNSなどに投稿する芸能人は多いが、写真はごまかしがきくようできかない部分もある。日々SNSをチェックしているファンの目は節穴ではない。自分が応援しているアーティストが、どこかいつもとは違って調子が悪そうであれば敏感に察知、心配のコメントを寄せるケースも少なくない。しかし華原の場合は、ツイッターやインスタグラムに投稿されたどの写真を見ても本当に楽しそうな、自然体の笑顔。入浴シーンやほぼすっぴんと思われる飾らない姿を写した画像をはじめ、競技として取り組んでいる馬術の練習風景の動画なども投稿しており、内容的にも充実している。

 11月には大阪・新歌舞伎座で、北翔海莉とスペシャルアーティストのソロコンサートとコラボレーションコンサート、「The Vocalist Premium Concert 2017 presented by THE MUSIC TRAVEL」への出演も決定している。

 気負わず、自分のペースで、アーティスト華原朋美の新章をつづっているようだ。

(文・写真:志和浩司)