ハリルホジッチ監督はイバラの道をどんな手段で切り抜けるつもりなのか(写真:田村翔/アフロスポーツ)

 来年6月14日に開幕する、ワールドカップ・ロシア大会に出場する32チームがほぼ出そろった。

 日本時間14日未明にはヨーロッパ予選のプレーオフ第2レグが行われ、4度のワールドカップ優勝を誇るイタリア代表がスウェーデン代表とホームでまさかのスコアレスドロー。2戦合計0‐1で涙を飲み、実に60年ぶりに本大会出場を逃す大波乱が起こった。

 残りは3チームで、日本時間16日に最終的に決まるが、必然的に来月1日にモスクワの国立クレムリン大宮殿で行われる本大会の組み合わせ抽選会に注目が集まってくる。しかも今回のロシア大会は、抽選の前提となるポット分けの方法が従来と大きく異なっている。

 前回のブラジル大会までは、大陸連盟ごとに区別されて4つのポットに分けられていた。

 翻ってロシア大会ではFIFAランキングをもとに分けられ、そのなかで日本代表は全予選が終了する前に、一番下の第4ポットに入ることが確定。ロシアの地では、ランキング上ではすべて格上のチームとグループリーグを戦うことになっている。

 ポット分けの方法を簡単に説明すれば、10月16日付けのFIFAランキング順に出場する32チームを並べ、上位から8チームずつ4つのポットに分ける。その際、開催国ロシアはFIFAランキング(65位)に関係なく、第1ポットに振り分けられる。

 日本の順位は44位で、日本を下回るチームがロシア以外に8つあれば第3ポット入りすることができた。実際、11月の国際Aマッチデーウイークが始まる前までは、ほんのわずかながら第3ポット入りする可能性を残していた。

 10月の国際Aマッチデーウイークを終えた段階で、出場を決めていたのは23チーム。そのうち日本よりランキングが下の代表チームは、パナマ(49位)、韓国(62位)、サウジアラビア(63位)の3つしかなかった。

 一方でヨーロッパのプレーオフ4カードのうち3つと、アフリカ最終予選のグループAは日本よりもランキングが上の2チームが出場権を争う形となっていた。つまり、残る5つの代表枠のうち、ひとつでも日本よりランキングが上のチームが出場を決めた時点で可能性が潰えることになっていた。

 そして、フランス・リールで日本がブラジル代表に完敗を喫した10日に、アフリカのグループDでランキング32位のセネガル代表が4大会ぶり2度目のワールドカップ出場を決めた。ブルキナファソ(55位)、カーボベルデ(64位)、2大会前の開催国・南アフリカ(74位)を寄せつけない強さだった。

 ロシア以外で第1ポットに入る7つの代表チームは、すでに10月の段階で確定している。ドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン、ベルギー、ポーランド、フランスとランキング1位から7位までのチームがそれぞれの大陸予選を勝ち抜いた。

 

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