イチロー(左から2人目)の代打安打記録は最終戦に持ち越しに(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

メジャーのシーズン最多代打安打記録にあと「1」と迫っているマーリンズのイチローが30日(日本時間1日)、ブレーブス戦で8-2で迎えた7回に代打出場したが、ショートゴロに終わり、タイ記録への挑戦は最終戦の同じくブレーブス戦へと持ち越しとなった。

 1995年にジョン・バンダーウォールが記録したシーズンの代打安打の28本に、イチローはあと1本で並ぶが、マリナーズの主砲のスタントンにも、2001年にバリー・ボンズが73本塁打を記録して以来の60本塁打がかかっている。スタントンの方も、この日は不発。59本のまま最終戦を迎えることになった。

 マイアミの地元紙の報道は、イチローの代打記録挑戦よりも、スタントンの本塁打記録への挑戦をスペースを割いて報道した。ここ数日の地元紙の話題の中心は、どちらかというとイチローよりスタントン。

 サン・センチネル紙は「スタントンは日曜日、意味のない、しかし意義ある最終戦で1番を打つ」という見出しで報じた。

 同紙によると、マッティングリー監督は、60本塁打の大台を狙うスタントンができるだけ多く打席に立てるよう、「最終戦では1番打者として起用する予定である」ことを明らかにしたという。

 もちろん、イチローについても、同監督は同じ姿勢だ。

 マッティングリー監督は「ジャンカルロ、ゴードン、イチロー、彼らが記録を達成できるチャンスがあるよう、それを助けられるよう特別にしたい」と話したという。

 同紙は、マッティングリー監督自身が、最終戦まで首位打者争いをした過去があることも紹介している。

「1986年にマッティングリーはア・リーグ首位打者のウェイド・ボッグスを追いかけていた。ヤンキースの監督だったルー・ピネラは最終戦でマッティングリーを1番に入れた。マッティングリーはボッグスを追い抜くためには6打数6安打する必要があった。しかし、5打数2安打1四球の打率.352で、ボッグスは打率.357だった」と振り返っている。

 マッティングリー監督自身は「あの試合は意味がなかったし、6打数6安打でボッグスを追い抜くというのは現実的ではなかった。とにかくボールを強く打とうとした」と話したそうだ。

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