最終戦の前にウォーミングアップするイチロー。記録には並べず。(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

マーリンズのイチロー(43)が1日(日本時間2日)、マイアミのマーリンズパークで行われたブレーブス戦で6回一死一塁の場面で代打出場したが、レフトへのファウルフライに終わり、メジャーでの代打のシーズン最多安打記録「28」にあと1本で、22年ぶりに並ぶことができなかった。これまでの最多安打記録は、1995年に当時、コロラド・ロッキーズのジョン・バンダーウォールが31歳でマークしていた。

 最終戦でのファンサービスも兼ねて“代行監督”となったベテラン捕手のA.J.エリスが代打を告げた。
4-4の同点で迎えた6回一死一塁。ピッチャーのマグワンの打席でイチローに代わった。ブレーブスのマウンドは、3番手のウインクラー。今季16試合目、防御率2.70の速球派の右腕だ。カウント2-2と追い込まれてからファウルで4球粘り、フルカウントとなって、外角のストレートに少し差し込まれ、惜しくもレフトへのファウルフライに倒れた。イチローは、そのまま守備につかずにベンチへ下がった。
 
 イチローはこれで今季の代打の打席数が110打席となった。9月2日のフィリーズ戦で代打での打席数が90となり、2001年にレニー・ハリスが記録した89打席のメジャー最多記録を更新していた。
 
 今季はスタントン、イエリッチ、オズーナのメジャーを誇る3人の外野手に大きな故障や不振などがなく4番目外野手のイチローが先発出場する機会が減り、今季の打席数は、メジャー16年目にして初めて300打席を切って196打席と大きく落ち込むことになったが、その中での代打起用でイチローらしく存在感を示した。

 今季の最終成績は136試合、打率.255、50安打、3本塁打、20打点、1盗塁。

 来季の契約更新はまだ未定だが、イチローは先日、現地メディアに対して、「(チームに)戻らない理由はない。間違いなく私がいたい場所」とコメントしてマーリンズでの現役続行を希望。改めて「最低でも50歳までプレーを続けたい」という意向を示している。週明けにも、新オーナーグループの一人のジーターが会見を開くため、イチローの今後の見通しについて明らかになるのではないか、と推測されている。

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