民進党の前原誠司代表は3日、希望の党が衆院選の第1次公認候補者を発表したことを受けて記者団の取材に応じ、「現時点においては全てが想定内」だと語った。

[画像]ぶら下がり取材に応じる前原代表

 希望の党は1次公認候補者として192人の擁立を発表した。前原代表は「まだ第二次、第三次と作業が続く。しっかりと二大政党制の一翼として自公と対峙できる陣容を整えていきたい」と見通しを述べた。

 28日の両院議員総会で希望の党への事実上の合流方針を決定した後、民進党出身者は希望の党の公認を得た人、枝野幸男氏が旗揚げした立憲民主党に参加する人、無所属で立候補する人の3つに分裂している。

 「すべての方が一緒にやれればという思いがあったが、政治家は自らの主義主張にこだわりを持っている人が多い」と述べ、こうした現状は想定の範囲内だとの見方を示した。その上で「一対一で戦うのがベストと言ってきた。今後どういう形でその形をつくっていけるか引き続き取り組んでいきたい」と述べた。

 約30人いる無所属での立候補予定者については、「希望の党が(公認候補を)出さないところがほとんど。今後連携の可能性は極めて高い」と期待した。

 立憲民主党を立ち上げた枝野氏からは、2日の会見前に電話があったという。前原代表と枝野氏は議員生活24年間を全て同じ党で過ごしてきた仲だが、前原代表は「初めてこれで別れることになるね。残念だ、と伝えた」と明かし、「がんばってほしい」とエールを送った。ただ一方で、枝野氏の選挙区には、希望の党が公認候補を立てることになった。前原代表は、当初は枝野氏には無所属で出てもらい、希望の党は候補を出さないという話だったと説明し、「他党でやられるということであれば」ということで今回の決定に至ったとした。

 9月1日の代表選で「だれも民進党の政権交代なんか期待していない。だれが代表になっても同じと思っている。この日が日本の政治が変わる日だったと後で言ってもらえるようにしたい」と訴えたことを引き合いに出し、投開票が行われる10月22日に「結果を出していきたい」と述べた。

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