ヤンキースに初勝利をもたらした田中将大(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

米大リーグ、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)で、インディアンス相手に連敗していたヤンキースの田中将大投手は、背水の第3戦で先発登板し、7回を3安打無失点、1四球7奪三振でチームをシリーズ敗退から救った。

 この好投を受けてアメリカのメディアはマー君を絶賛。MLB公式サイトは、速報記事でジラルディ監督の「田中は素晴らしかった。彼は我々が望むすべてをやってくれた。今日はこれ以上望むことはない。1得点での勝利を得る上で、彼は何も諦めなかった」というコメントを紹介した。
 またESPNは、「地区シリーズで逆転劇というヤンキースの夢を田中は自らのメジャーリーグキャリアで最も重要なパフォーマンスをすることによって持続させた」と田中を称賛した。
 
 この第3戦での田中の好投を受けて、今オフ、田中が残り3年の契約を破棄できる“オプトアウト”の可能性について触れる記事も目立った。

 ニューヨーク・ポスト紙は、「田中は(残り)3年で6700万ドル(約74億円)の契約を破棄することができる。そして彼のここ2度の登板を見たものなら彼の獲得にのぞむかも知れない。公式戦最後の登板となるトロント戦(7回を3安打無失点、15奪三振)と今日のインディアンス戦を合わせて、田中は計14回を6安打無失点、1四球、22奪三振している」と説明。
 特に昨季ア・リーグ優勝のインディアンスは、この第3戦を前にした39試合で35勝しているチームであることを指摘。そのチーム相手に田中が見せた投球がどれだけ価値のあるものかを示した。
 
 またニューヨーク・デイリーニュース紙は、「田中の輝かしい第3戦でのパフォーマンスにより、彼のオプトアウト条項(の行方)はさらに不確実なものとなった」と、見出しから契約の話に触れた。

 同記事では、「田中は(第3戦で)、ヤンキースが彼との交渉権を得て契約した時に想像していたような投球をした。この一度のスタートが、ポスティング料2000万ドル(約22億円)を含む1億7500万ドル(約193億円)の価値を示すものとなるだろうか。まだ先は長いが、もしヤンキースがこのシリーズで勝つことになれば、ハル・ステインバーナー(共同オーナー)は『イエス』と答えるだろう。今私達にわかっていることは、田中が7回無失点投球をしてヤンキースのシーズンを救ったということと、グレッグ・バードがソロ本塁打を放ってヤンキースを勝利に持ち込み、インディアンスとのア・リーグ地区シリーズを翌日に持ち込んだということだ」とした。

 

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