マー君が7回無失点の力投で王手をかけた(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

ヤンキースの田中将大が18日(日本時間19日)、本拠地のヤンキースタジアムで行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発し、アストロズ打線を7回3安打無失点、8奪三振の好投で抑え込み、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。

 全米のメディアは、さっそく田中のピッチングを絶賛した。

 スポーツ・イラスト・レイテッド誌電子版は、「ヤンキースのマサヒロ・タナカがア・リーグ優勝シリーズ第5戦でアストロズを沈黙させた」という見出しをつけた。

 同誌の記事は冒頭の要約文で「ヤンキースはマサヒロ・タナカのファンタスティックな登板によって、アストロズを3勝2敗とリードした。ヤンキースはワールドシリーズ進出まであと1勝」と表現した。

 同誌は、この日の試合の勝利のポイントを3つ挙げた。その1つが田中の好投だ。

「田中は2017年のポストシーズンでは20イニングを投げ、自責点はわずか2だ。田中はリズムに乗っているときは、メジャーで最も刺激的なピッチャーのひとりである。水曜日の夜、彼はそのようなピッチングを見せつけた」

 メジャーリーグ公式ホームページはワールドシリーズのドアをノックする音を「タ・ナ・カ」と見立て、「タ・ナ・カがワールドシリーズのドアを叩き、ワールドシリーズ進出まであと1勝とした」とのタイトルをつけた。

 ニューズデー紙は「マサヒロ・タナカは再び大舞台に上がり、ヤンキースは第5戦でアストロズを破った」という表現で報道した。
 
 同紙の記事は「試合前に注目されたのは、ヤンキースがアストロズのダラス・カイケルから得点できるかということだった。しかし、ヤンキースもすばらしいピッチャーを送り出した。カイケルが攻略可能な投手になる一方で、ヤンキースの先発、マサヒロ・タナカはそうはならなかった」と伝えた。 ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦では、田中はカイケルとの投げ合いで、好投するも敗れたが、今度は借りを返した。

 同記事では、ヤンキースのジラルディ監督が田中を絶賛したコメントも掲載。

「またもや、彼はスペシャルだった。プレーオフでの3試合の先発は、スペシャルだ」と話したそうだ。
 
 また、同紙の記事は、チームメートの眼から、田中がスプリンガーとレディックから三振を奪い、ピンチを切り抜けた5回の様子も伝えている。ヤンキースの指名打者、ヘドリーは、ニューズディーの取材に「(田中は)いつもよりももっと感情が出ていたね。重要な場面ではいつもより感情が出る彼を見てきた。しかし、今夜は試合中を通じてそうだった。大事な場面で力を増すピッチャーがいるというのは素晴らしいこと。とても大きなことなんだ」と答え、大一番で力を発揮した田中を称えた。

 ニューヨーク・デイリーニュース紙は「田中がとうとう、ヤンキースが期待してきたエースのピッチングをした」という見出しをつけた。

 同紙はチームメートの三塁手、トッド・フレイジャーの談話を紹介した。

「彼のボールがバッターのところで消えていくかのように見える。何というパフォーマンス!」と田中の投球に興奮しているようだった。

 ニューヨーク・タイムズ紙電子版は「ヤンキースは田中がアストロズ打線を抑え、手ごわい相手を負かした」というタイトルで報じた。
「田中は地区シリーズ第3戦でインディアンス打線を抑え、ヤンキースを生き延びさせる投球をしたが、それと同じようなピッチングだった」と、地区シリーズ第3戦でと同じくらい素晴らしいピッチングと称賛した。
 
 辛口のニューヨークメディアが右へならえで大絶賛したマー君の価値ある1勝。王手をかけたヤンキースは移動日をはさんで、敵地で勝負を決める決意だ。

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