話しかけると質問に答えてくれたり、聴きたい音楽をかけてくれる対話型AI(人工知能)スピーカーの販売が国内でも本格的に始まりました。AIスピーカーはどの程度、役に立つのでしょうか。

グーグルが発表したグーグルホームミニ(写真:ロイター/アフロ)

 グーグルは10月6日、対話型AIスピーカー「Google Home(グーグルホーム)」日本語版の販売を開始しました。ほぼ同じタイミングでLINEも同様のAIスピーカー「Clova WAVE(クローバウェーブ)」の正式販売を開始しています(試験販売は7月からスタート)。年内には米国でもっとも利用者の多い、アマゾンの「echo(エコー)」も登場します。

 グーグルホームは、高さが約14cm、直径が約10cmの丸みを帯びた円筒形に近い形で、基本的なカラーは白です。一方、クローバウェーブはサイズが大きく、高さ約20cmの円錐台形(円錐の上部をカットした形状)で底部の直径は約14センチ、色も黒となっており、グーグルホームと比較するとかなりの存在感があります。

 両製品ともスイッチ類はあまりなく、基本的にはすべての動作を声で行うことになります。スマホに設定ソフトをダウンロードするとスピーカーの存在を検出して設定画面に移動するので、あとは家庭内のWi-Fiネットワークに接続すれば準備完了です。

 両製品は見た目も違いますが、AIとしての役割にも違いがあります。どちらも(OKグーグル、クローバという呼びかけの後に)「こんにちは」などと話しかけると「こんにちは」などと返してきますが、グーグルホームは基本的に質問と回答の一往復です。一方、クローバウェーブは他愛もない話であれば、少しだけ会話ができます。

 一方、質問に対する回答という点ではグーグルホームの方が優秀です。日経平均株価やドル円相場など専門的な質問にも答えてくれますが、クローバウェーブの方はそこまでは対応していません。また日本語の読解能力はグーグルホームが優れているようで、話しかけた言葉を認識できない割合はグーグルホームの方が低いという結果でした(あくまで記者が試した範囲の結果です)。