第48回衆議院選挙は22日に投開票されます。衆院選は戦後26回行われていますが、一番投票率が高かったのは1958(昭和33)年の76.99%。反対に最も低かったのは前回2014(平成26)年で52.66%でした。22日は台風21号の接近で大荒れの天候が予想され、投票への影響が心配されますが、期日前投票の出足は好調です。

【図表】過去最低は「40.80%」都議選の投票率はどうなる? 投票率の推移

●戦後最高は1958年

[図表]戦後の衆院選投票率の推移

 戦後初めて行われた第22回衆院選は1946(昭和21)年4月10日。このときから選挙権を持つ人の年齢が25歳から20歳に引き下げられ、女性にも選挙権が与えられました。投票率は72.08%でした。

 次の第23回(1947年)から、新しい日本国憲法の下で実施されました。選挙制度は中選挙区で、以後1993(平成5)年選挙まで続きました。

 戦後最高の投票率を記録したのが1958年の第28回でした。1955年10月に社会党の右派と左派が統一し、11月には自由党と日本民主党による保守合同で自民党が誕生。この保革2大政党による「55年体制」下での初の衆院選となりました。自民党は解散時勢力より減らしたものの287議席を獲得し勝利。社会党は166議席にとどまりました。投票率は76.99%を記録しました。

 第36回(1980年)と第38回(1986年)はともに衆参同日選挙になり、投票率はそれぞれ74.57%、71.4%でした。このように昭和の時代は概ね60%台後半から70%台後半で推移しました。

 1993年7月の第40回衆院選では、自民党が過半数割れし、日本新党の細川護煕(もりひろ)氏を首相とする非自民8党会派による連立政権が発足。38年にわたり1党で政権を司ってきた自民党が下野しました。投票率は67.26%でした。

 そして次の第41回(1996年)から、小選挙区比例代表並立制が導入されましたが、投票率は当時としては初めて60%を割り込み、59.65%でした。その後は60%前後をさまよっていましたが、2005(平成17)年のいわゆる「郵政選挙」で67.51%、民主党が308議席を獲得して政権交代した2009年の第45回衆院選では、新選挙制度の下では最高の69.28%まで上昇しました。

 しかしその後は再び下降し、自民党が政権奪還した2012年は59.32%、自民・公明の与党で326議席を得た前回の衆院選では戦後最低となる52.66%でした。

●期日前投票は好調

 下降トレンドの投票率ですが、一方で期日前投票は上昇しています。総務省が21日に発表した中間報告によると、期日前投票をした人は11日から20日までの10日間で1564万5349人。有権者に占める割合は14.71%で、前回選挙より546万3316人増え、国政選挙としては過去最多を更新するとみられています。22日の投票当日は、台風21号が日本列島に接近する影響で荒天が予想されますが、果たして今回の衆院選の投票率はどうなるでしょうか。

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