ヤンキースは、3勝3敗で迎えたリーグ優勝決定シリーズの第7戦でアストロズに0-4で敗れ、2009年以来となるリーグ優勝を逃した。アストロズは12年ぶり2回目のV。ア・リーグに移ってからは初Vだ。」

 大一番でヤンキース打線は沈黙。ワールドシリーズでの田中将大と、ドジャースのダルビッシュ有、前田健太との夢対決は実現しなかった。
  マー君は、試合後、「これは終わってしまいましたが、非常に僕自身もいいチームだなと思ってプレーしていました。負けて終わってしまったということは、すごく残念です」と話した。

 地元ニューヨークの各紙の報道は、 ニューズディー紙の「中継ぎと打線が第7戦でしくじった。ヤンキースは、ワールドシリーズ進出まであと1勝のところでガス欠になった。レギュラーシーズン101勝のアストロズを破るのには十分の力がなかった」という記事に代表されるように賛否にあふれたが、田中の来季契約について触れる内容の記事も少なくなかった。

  ニューヨーク・デイリーニュース紙は、来季の構想について報じた。

 記事には「ヤンキースの将来はセットアップされたが、2018年に向けて決断しなければいけないことがある」というタイトルがつけられていた。

 「決断しなければいけない」ことのひとつがマー君の去就問題。田中が、今オフに契約を破棄できるオプトアウト権を行使した場合、ヤンキースはどうするのか、という問題だ。

 同紙は、「レギュラーシーズンの防御率4.74の田中が、ポストシーズンでは0.90という驚異的な数字を残したことから状況は複雑になった」と分析。 ポストシーズンの大活躍が契約問題に大きな影響を及ぼすことになったことを認めつつ、同紙は田中が、もしオプトアウト権を行使した場合、ヤンキースは引き留めないのではないかと予測した。

「ヤンキースは、故障歴のある田中にリスクのある支払いをせず、引き留めることはしないかもしれない。2018年のローテーションは、恐らくセベリノ、グレイ、モントゴメリーであり、サバシアは、1年契約で引き留め、23歳のアダムスに潜在的な可能性がある」という見解だ。

さらに同紙の記事は2018年への決断として日ハムの大谷翔平の獲得についても言及している。

「大谷は、投げない時にはDHにも入ることができ、チケットを売ることができる選手。ヤンキースも真剣に大谷獲得に乗り出すだろう」という見方を明らかにした。

 またヤンキースのキャッシュマンGMとジラルディ監督の談話も掲載された。

  キャッシュマンGMは、「将来へ向けて決めなければいけないことが多くあるが、いずれについてもまだ何も考えていない。私自身のことも、他の誰のことについても」と、全てが白紙状態にあることを強調。

  今シーズン限りで4年契約が終了するジラルディ監督は、「いつも話している通り、今後のことは家族とまず話をして、家族の考えを聞きたい。そして、ヤンキースの考えを聞きたい。自分の仕事を愛している」と話して、続投の意思があることをほのめかした。

米ヤフースポーツは、「ヤンキースファンよ、心配し過ぎることはない。これは(常勝への)始まりである」というタイトルをつけた記事の中で田中の去就について触れた。

 同記事は、「ヤンキースはサバシア、田中、ガルシア、ピネダを失うかもしれないが、そこからでも、チーム再建は簡単であるだろう」と、田中がチームに残留しないことを前提にしていた。

米CBSスポーツによると、第7戦に先発し、今季終了後にフリーエージェントになるサバシアは「ここに戻ってきて、やり遂げたいことがある」とヤンキース残留を希望する発言をしたそうだ。

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