モデル:中村綾花(@nakamurayaka108)、撮影:ひかる(@chvirch7802)/オリジナル

 「写真1枚に込める思いはプロをも超える」、趣味のコスプレ撮影がいま熱い。渾身の1枚に写し出されるコスプレイヤーと写真家の意気込みが伝わる一方、その世界観をより一層盛り立てる背景も凝りに凝っている。こうした写真は、どこでどのように撮影されているのだろうか? 

プロ仕様のハウススタジオを借り上げて行うコスプレ撮影会

スタジオ・アズの施設は、南欧を思わせるホワイトを基調としたオシャレな建物(撮影:水澤敬)

 9月30日。まだ夏の名残が感じられる千葉・九十九里の「スタジオ・アズ」(長生郡白子町剃金2730-34)は熱気に包まれていた。TwitterなどのSNSやコスプレイベントで人気を集めるコスプレイヤーや写真家たちが、スタジオを共同で借り上げての作品撮りを行うからだ。敷地面積約400坪には、南欧風のメインスタジオのほか、チャペルやバー、庭園、そしてプールなど、リゾート地にある様々な施設が整った豪華なハウススタジオだ。参加したのはコスプレ写真家10名、コスプレイヤー11名だった。

 ちなみに、このスタジオ・アズはテレビや雑誌などのメディアに時間貸しをしているが、近年は一般向けにも対応している。貸出料金は1時間あたり2万円で、最低利用時間が5時間から。今回の撮影会では午前11時~午後5時の6時間を押さえたという。また、プール撮影には別途1日あたり1万円が加算されるため、合計13万円掛かった。

撮影ポイントが多数あるため、グループ撮影会に使われることが多い(撮影:水澤敬)

 基本、コスプレ写真家とコスプレイヤーがペアとなって現地集合現地解散になることが多い。スタジオ代は、原則としてコスプレイヤーも含めて頭数でワリカンにする。中には、コスプレイヤーのスタジオ代も写真家が負担するケースもあるようだが、共同作業という意味合いが強いためか、きっちり同額負担というのが慣例のようだ。このあたりは、いわゆる「モデル個人撮影会」とは大きく異なる部分かもしれない。

 この撮影会に参加したコスプレ写真家のKHさんによると、

 「写真家同士のLINEグループに複数参加していますが、常にどこかしらのグループで週末の撮影会が組まれているんです。中には、“オフ会”的な緩い撮影会もあるんですが、今回はいわゆる“作品ガチ勢”の撮影会なので、真剣勝負という雰囲気があると思います」と話す。

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