マーリンズのイチロー外野手(44)がフリーエージェント(FA)になった。マーリンズは、イチローの来季の契約に関して200万ドル(約2億2000万円)で更新できるオプションを持っていたが、そのオプションを行使しないことを3日(日本時間4日)公式HPで発表した。イチローはマーリンズを退団してFAとなる。

 ワールドシリーズ後4日以内が、そのオプション行使の期限だったが、デレク・ジーターをCEOとする新しいマ軍の経営陣は、イチローを来季の戦力とみなさなかった。

 地元のマイアミ・ヘラルド紙によると、新経営陣は、チームの年俸の総予算を9000万ドル(約99億円)にまで削減する方針を掲げており、44歳で約2億2000万円のイチローは高いと判断したようである。

 今季のイチローは、136試合に出場、打率・255、3本塁打、20打点の成績に終わっていた。シーズンの代打安打の記録にあと1本に迫るなど存在感を示したが、マリナーズ、ヤンキースに続くメジャー3球団目のマーリンズを3年間で去ることになった。

 チームは、公式ツイッターで「あなたのプレーを見れて光栄でした。(2年間のプレーに)感謝しています」と、退団することになるイチローへ異例の感謝メッセージを送った。

 マーリンズでは、第4の外野手の立場だったが、昨年は、メジャー30人目となる通算3000本安打の偉業を達成しており、全米野球殿堂入り間違いなしのレジェンドプレーヤーとしてチームの内外からリスペクトされていた。

 チームの公式ツイッターは続けてイチローの動画をアップ。それは2015年10月4日のフィリーズ戦でピッチャーとして8回に登板したイチロー、2016年8月7日に敵地のロッキーズ戦で達成した通算3000本安打の瞬間、2017年4月19日に交流戦でシアトルに凱旋、そのマリナーズ戦の9回に感動的な本塁打を放ったシーンがまとめられていた。

 今後、イチローはFAとして他球団からのオファーを待つことになる。

米メディアの「MLBトレード・ルーマーズ」では、「マイナー契約という形で落ち着くかもしれないが、特にベンチの枠に余裕のあるナ・リーグで外野手として加えるチームが出てくるだろう」と、今後の見通しを伝えた。

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