2017年のWBC 2次ラウンドで(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を表明した西武の“サブマリン”牧田和久投手(32)について米のトレード情報サイト「MLBトレード・ルーマー」が6日(日本時間7日)「西武ライオンズの中継ぎ投手である牧田和久のメジャー移籍は可能か」というタイトルの特集記事を掲載した。

 記事では「大リーグ機構とNPBによる新ポスティングシステムの交渉がまだまとまっておらず、そのことは日ハムの大谷翔平選手の今オフの大リーグ移籍に関しても問題となっているが、もしポスティングシステムの改定が日米で合意に達した場合、サブマリンの牧田が、そこに加わるかもしれない」という見通しを伝えた。

牧田については、「大谷と違い32歳の牧田は、これから最盛期に向かう若手スターではなくすでに成功している先発、中継ぎ投手」と紹介。牧田は、2010年にドラフト2位で日本通運から西武に入団、プロ入りが26歳と遅かったため、日本で海外フリーエージェントの資格を得るための実働9年に達しておらずポスティングシステムでの移籍が必要となることを説明した上で、「大谷とは違って大リーグ労働協約ではプロ選手として認定されるため彼はインターナショナル・ボーナス・プールの対象とはならない。もしポスティングされれば入札額を支払うチームとの自由な契約が可能となる」とした。

 記事では、「ライオンズが発表する牧田へのポスティング内容、金額についてなど依然として多くが不明だ」としながらも、その特徴に戦績を並べながら触れた。

 2011年に新人王を獲得、これまで921回と1/3を投げ、防御率は2.83と優れ、特に2016年に中継ぎに配置転換されてからは、141回1/3を投げ、防御率はわずか1.95という点であることが強調された。

「牧田のサブマリン投法は、試合中盤、終盤において変化を見せたいために、中継ぎに幅広さを求めるチームへの大きなアピールとなる可能性がある」

  ただ、牧田がメジャーで成功するには問題点があることも指摘した。
 牧田の西武時代の平均奪三振数が、9回で5つと異常なほど低いことにも触れ、「(獲得を調査する)大リーグのチームは、この点に不安を抱きそうだ」と問題視した。

 だが、奪三振数の悪さに対して与四球数は、9回で平均わずか2つだったことも強調している。
 141回と1/3を投げた過去2シーズンで四死球は34、その中で13死球があったことも追記。その制球力の素晴らしさはメジャーで成功する要因になることを伝えた。

 記事では「日本のプロ野球では打球データの収集は難しいが、牧田の極端な(アンダーハンドの)投球で、特に右打者がバットの芯を外されている数字が出ている」というデータがあることも明らかにした。

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