ダルビッシュ獲得へツインズが動きだした。ド軍残留は薄そう(USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)(

ミネソタ・ツインズが、今オフのFA市場の目玉であるドジャース・ダルビッシュ有投手の獲得へ動き出したことが明らかになった。スポーツ情報サイト「ファンラグスポーツ」が報じた。同サイトに敏腕記者のジョン・ヘイマン記者が投稿した記事で「ツインズがFA上位の先発投手に狙いか」という見出しの複数の関係者の取材を元にしたもの。ツインズが投手陣の大補強を計画しており、その筆頭候補がダルビッシュであると伝えた。また同サイトでは、「ダルビッシュのドジャース残留の可能性は消えたわけではないが低くなった」という記事も続けて掲載された。

 ツインズの記事は、「今オフには大物2選手のうち、1人には実際にオファーを提示するだろう。チームには、このレベルの先発投手が1人は必要だ」とし、「ブルペンでも抑えを含め2人を必要としている。優秀な中継ぎ投手の確保にも力を入れるだろう」と加えた。

 大物2選手とはダルビッシュと、カブスのジェーク・アリエッタの2人。アリエッタはすでにカブスから約20億円の優先契約オファーを受けている。

 ツインズで過去にプレーした日本人選手は、2011から2012年の2シーズンプレーした西岡剛(現阪神)一人だけで、日本のマーケットと縁のなかったチームだった。
 記事では、その点にも触れられ、「ミネソタは過去日本の市場に(そこまで)注目したことはなかった。だが、レバインGMは、レンジャーズが(ポスティングにより日ハムから)ダルビッシュと契約した時にレンジャーズの幹部だったこともあり、状況は変わるかもしれない」とした。

 ツインズのサッド・レバインGMが、以前、レンジャーズのフロントでGM補佐だったため、ダルビッシュとの関係性が重視されるだろうという見方だ。

 今季のツインズは、若手主体のチームで地区優勝は、2010年以来ないが、今季は85勝を挙げ、ア・リーグのワイルドカードゲームに進出しヤンキースに敗れた。
 ブライアン・ドージャー、ミゲル・サノ、エディ・ロサリオら、打線には強力なメンバーが揃い、チーム得点数、打撃指標OPS はア・リーグで4位だったが、投手陣は、今季のメジャーの平均防御率4.37に対し、4.59と悪く、今オフの補強のポイントは投手陣に絞られている。

 ダルビッシュ獲得に関しては、各米メディアが、FA市場の上位に名前を出しているだけあって、1億ドル(約110億円)を超える巨額な契約が必要になりそうだが、同記事では、「ツインズの資金力は小さくはない」と表現された。チームは、ここまでワイルドカードゲームで先発したエースのアービン・サンタナやフィル・ヒューズ、リッキー・ノラスコといった比較的手ごろな年俸の選手でチーム作りをしてきたが、「今回は、FA市場のトップ選手とやり合う動きがある」と、ツインズの本気度を伝えている。

 ただ、記事ではダルビッシュ獲得に準備されたチームの具体的な予算は明らかにされておらず、ダルビッシュやアリエッタの獲得が難しい場合は、方向転換をして、今季カージナルスで11勝8敗のランス・リン、レイズで12勝10敗のアレックス・コブの獲得を目指す方向だという。

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