大江卓が理事長時代の東京株式取引所(岡本鷸園他編『兜街繁昌記』)より

 東京株式取引所のトップに就任した大江卓は、政界経験者として大歓迎されます。持ち上げられすぎると人はハメを外すことがあります。残念ながら、大江もその一人となってしまいます。やがて北炭買い占め事件に加担し、責任を負う立場になります。

 晩年はマリア・ルーズ号事件のときに見せた正義感で、部落解放を献身的に務め、水平社運動の礎を築きます。絶頂期からの転落、晩年の活動について、市場経済研究所の鍋島高明さんが解説します。

【連載】投資家の美学

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