吉田沙保里(写真:つのだよしお/アフロ)

 東京オリンピック・パラリンピックまで、1000日を切った。そして来年2月9日から開幕する平昌(ピョンチャン)オリンピック。それに向けて、というわけでもないだろうが、芸能界では最近タレント活動が加速している感のあるレスリングの女王・吉田沙保里をはじめ、現役スポーツ選手またはスポーツ出身のタレントがますます元気だ。

 2年前のラグビーワールドカップイングランド大会では、世界トップクラスの南アフリカを破るなど大躍進した日本代表が大きな話題となり、テレビのバラエティー番組などからも引っ張りだこになった。アスリートたちの活躍、一挙手一投足は、人々に高揚感をもたらし、時に励まし、勇気づける。見る側にとっては、ある意味、極上のエンターテインメントともいえる。

一発勝負に賭ける元アスリートの集中力と根性は、ときにはタレントをも超える

寺川綾(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

 吉田は、放送中のヨーグルトのCMシリーズが人気だ。大森南朋と共演、レスリングのときのファイティング・スピリットあふれた鋭い顔つきとは打ってかわって、頬を赤らめデレデレな表情を見せている。バラエティー番組にCMにイベントに、引く手あまたの状況。もともと以前からファッションイベントにコスプレ姿で登場するなど、芸能活動には積極的だったが、今月始めには一部週刊誌で合コン報道が出たほど、すっかり芸能界の水に馴染んでいるようだ。そして、最近、きれいになったとも言われている。

 柔道のシドニーオリンピック銀メダリスト・篠原信一とサッカー元日本代表の前園真聖は、出身競技は異なるがバラエティー番組ではいいコンビ、ともにレギュラー的存在として定着している。現役時代は、まさかあのいかつい柔道家の篠原があれほど饒舌で、前園がこれほどいじられ上手とは、想像もつかなかった。ともにオリンピックはじめ、世界の桧舞台で活躍した一流のアスリートだ。

 篠原に至っては、SNSも積極活用。ツイッターでもイカつい外見からはかけ離れたノリの軽いツイートを連発していたが、最近はテレビ朝日の番組「イチから住」の企画で沖縄県の宮古島へ移住、南国ならではの絶景やユーモラスな写真などインスタグラムと積極的にリンクさせて拡散中だ。かわいい猫との2ショットを披露したり、昼寝中の猫の写真に「宮古島の友が遊んでくれない....泣」とコメントを付けたりと、相変わらずサービス精神旺盛で、アカウントを訪れる人々を連日楽しませている。

 篠原にしても前園にしても、現役時代とのギャップが受けているのだろう。過去のやんちゃ話や、自身に関する報道などもネタに面白おかしくいじられている前園が、五輪でブラジルに勝利した『マイアミの奇跡』のとき日本のキャプテンだったことを知らない人もいるのではないか。

 元アスリートで、芸能活動が大当たりのタレントといえば他にも武井壮など、数え上げればキリがない。"日本一アツい男"松岡修造もはずせない一人。大ヒットした日めくりカレンダー「まいにち、修造!」(PHP)シリーズでも知られるように、過剰ともいえる熱いメッセージ力が武器。講演などのオファーも多く、その活躍ぶりはテニス界全体のプラスになると、テニス協会も歓迎しているようだ。

 そしてその松岡も真っ青な熱血レポートを世界水泳で披露、"女版松岡修造"として注目を集めたかと思いきや、「報道ステーション」のスポーツキャスター(金曜)に就任したのが元競泳でロンドン五輪銅メダリストの美女スイマー、寺川綾。引退当初は「会社員なので」と芸能界転向は否定したものの、まもなく民放の情報番組にレギュラー出演。同じ元競泳の細川大輔氏との結婚で話題を振りまくと、その後もクイズ番組のゲストやプロ野球の始球式など、露出が途絶えない。一方で、ミズノスイムチームのアシスタントコーチとして水泳の普及と指導に当たるなど、水泳界への貢献がしっかりベースにある。

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