IL VOLO、左からジャンルカ、イニャツィオ、ピエロ(撮影:志和浩司)

 イタリアの男性ボーカルユニット「IL VOLO(イル・ヴォーロ)」が初来日、27日に都内・イタリア大使館でジョルジョ・スタラーチェ駐日イタリア大使同席のもと会見を開いた。平均年齢23歳の若き3人組。フィギュア・スケートの羽生結弦選手やロシアのエフゲニー・プルシェンコ選手がエキシビジョンに曲を採用して話題となり、ワールドツアーでは25万人以上を動員する人気で、早くから来日が待たれていた。

日本で歌を披露できること、3大テノールに捧げるコンサートができるのは名誉なこと

スタラーチェ大使(中央)とともに登壇するIL VOLOのメンバーたち(撮影:志和浩司)

 紅葉に彩られた大使館の庭園側からジャンルカ・ジノーブレ、ピエロ・バローネ、イニャツィオ・ボスケットの順でスタラーチェ大使とともに姿を現した3人。同庭園は松平隠岐守の中屋敷跡で、東京でも有数の風雅で由緒ある名園として知られる。初お目見えのロケーションとしてはこれ以上ないぐらい最高だ。会見場いっぱいの期待感と報道陣のフラッシュがIL VOLOを迎えた。

 「彼らの来日を迎えられて嬉しい。若い3人ですが世界中で活躍し、輝かしいキャリアを持つイタリアの宝です」とスタラーチェ大使の歓迎の言葉から始まった会見。続いてIL VOLOの3人は大使館や集まった報道陣、日本での活動をサポートしている関係者らへの感謝を述べ、

 「イタリアは世界中の皆さんに愛されている国。食べ物やクルマだけではなく、とくに音楽で知られている国だと思います。今回、イタリアの音楽に(すべてを)捧げる私たちの歌を日本で披露できるのは嬉しいこと。3大テノールに捧げるコンサートということも、非常に名誉に感じています」と、11月29日オーチャードホール、12月1日川崎市スポーツ・文化総合センターと開催されるコンサートにふれた。オペラからポピュラーなナンバーまで、ホンモノの美声で幅広く楽しませてくれるという。すでに29日の公演は完売、ようやく日本でも注目度が急上昇中だ。

 また、昨シーズンのエキシビションにIL VOLOの「ノッテ・ステラータ(星降る夜)」を採用したフィギュアスケートの羽生結弦選手については、

 「(曲を)使ったことを知ったあとで、どのようなすばらしい選手かを知った。大変名誉に思っています。ケガが早くよくなられて、音楽とダンスが一緒になったときそこに現れるすばらしいものを見せてほしい」とバローネがエールを送った。

 会見中の3人は、常に自由で明るい雰囲気。

 「われわれのリーダーはスタラーチェ大使と考えています。これからは4人でカルテットとしてやっていきたい」

 「ヒゲ? ヒゲがのびているのは、イタリアの理髪師たちがみんな死んじゃったので伸び放題になっています」など、おとぼけコメント連発で報道陣も笑いっぱなし。その場に集った人たちを楽しませようという気持ちにあふれていた。

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