FAを行使した元阪神・大和の横浜DeNAとの契約合意が発表された

横浜DeNAは30日、FA権を行使していた前阪神の大和・内外野手(30)と2018年の選手契約を結ぶことで合意に達したことを発表した。背番号は「9」に決まった。シーズン中に日ハムにトレードされた黒羽根捕手が4年間つけていた番号で空き番になっていた。近日中に入団会見が行われる。

 大和は遊撃、二塁、センターを球界屈指の守備力でこなせるユーティリテイプレーヤー。横浜DeNAは今季、遊撃は倉本、センターには桑原が固定されていたが、二塁のポジションが固定できず、しかも“つなぎ役”のできるプレーヤーの補強が急務だった。小技が出来、高い守備力を持つ大和ならば、二塁のレギュラー候補であると共に逃げ切るパターンのゲーム終盤での守備固めとしても貴重な戦力になれると期待され、FA宣言と共に獲得に乗り出していた。オリックスとの争奪戦になっていたが、大和は、横浜DeNAの起用方針に共感を覚え、同じセ・リーグの横浜DeNAを次なる活躍の舞台に決めた。

 詳しい契約の中身は明らかにされていないが、3年3億円以上の大型契約をオファーしたと見られている。 大和は、今季スイッチに挑戦。打率を・280に乗せるなど、課題のバッティングに関しても進化を見せていた。

 一方、センターラインが固定していない阪神にとっては、そのウイークポイントを埋めることのできる大和を失ったのは大きな痛手となる。また大和は、FAではBランクの選手に相当するため阪神は、横浜DeNAに人的補償を要求することができる。プロテクトされない若手投手に狙いを絞って人的補償を求める方針。

 大和は、阪神を通じて「タイガースファンの皆様、球団関係者の皆様、12年間本当にお世話になりました。今の自分があるのは、ファンの皆様の声援、球団関係者、チームメート、監督、コーチの皆様の支えやご指導があったからこそです。感謝の言葉しかありません。ただ、野球人として、もう1度厳しい立場で、厳しい環境で、勝負したい、成長したいという思いが自分の中で強く、この度、新天地でのチャレンジを決断しました。野球人として、これからも成長し続けられるように頑張っていきたいと思います。12年間本当にありがとうございました」とのコメントを発表した。