山の神・神野のマラソン初挑戦が注目される(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

青学大を卒業して、社会人2年目。 2015年の箱根駅伝5区の大活躍で「山の神」と呼ばれた神野大地(コニカミノルタ)が、2月3日の福岡国際で初マラソンに挑む。同大会には、川内優輝(埼玉県庁)、大迫傑(Nike ORPJT)、佐々木悟(旭化成)、佐藤悠基(日清食品グループ)、設楽啓太(日立物流)らが参戦。久々に豪華メンバーが揃い、注目を集めている。そのなかで神野はどれぐらいのタイムを刻むことができるのか?

社会人1年目の昨季は1万mで28分17秒54の自己ベストをマーク。 今年の元旦の全日本実業団対抗駅伝でエース区間を担うと、2月の丸亀ハーフは1時間1分04秒(日本歴代9位タイ)で日本人トップに輝いた。青梅マラソン30kmでも1時間31分33秒で日本人トップ(3位)を飾るなど、順調にステップアップを重ねてきた。そして早々に福岡国際マラソンの参戦を決意。神野は、「初マラソンで日本記録を出したい」という気持ちを持ちつつ、現実的な目標として「2時間8分59秒」をターゲットに取り組んできた。

 今季は男子マラソンのニュージーランド合宿で右アキレス腱を痛めた影響で出遅れたが、6月以降は順調にトレーニングを積んできたという。夏合宿では自らの提案で70km走を実施すると、8月のロンドン世界陸上を現地で視察。米国・フラッグスタッフで高地トレーニングも経験した。10月中旬に体調を崩して1週間ほど休んだものの、練習はほぼ計画通りに消化。マラソン練習中は40km前後の距離走を10日に1回くらいのペースで入れたという。パーソナルトレーナーと個人的に契約しており、チーム練習とは別に“マラソン仕様”のフィジカルトレーニングもこなしてきた。

 そんな神野の初マラソンはどうなるのか。
 
 同じく「山の神」と呼ばれた今井正人(順天堂大からトヨタ自動車九州)と柏原竜二(東洋大から富士通)のときは 厳しい現実が待ち構えていた。今井は社会人2年目の北海道(08年8月)で2時間18分34秒(10位)。柏原は社会人4年目のシドニー(15年9月)で2時間20分45秒(7位)に終わっている。

 柏原は半年後のびわ湖(16年3月)でも2時間22分15秒(52位)に沈み、その1年後にシューズを脱いだ。今井もすぐに結果を出すことはできなかったが、社会人7年目の別府大分(14年2月)で2時間9分30秒 。同8年目の東京(15年2月)で日本歴代6位の2時間7分39秒をマークしている 。

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