今オフに去就が注目されていた2017年シーズンのナ・リーグ最優秀選手ジャンカルロ・スタントン外野手(28)のトレード先にサンフランシスコ・ジャイアンツが急浮上した。大リーグ公式サイトの敏腕記者であるジョン・モロシ記者が、「マーリンズとジャイアンツでの金銭と選手を絡めたスタントンの交換トレードが成立しそうだ」とツイッターで発信、複数の米メディアが、これに続いた。

 NBCスポーツのベイエリア支局が「スタントンのジャイアンツ移籍が浮上している」と、一報を発信。
記事によると、スタントンのマーリンズとの契約は、総額2億9000万ドル(約319億円)で2027年までだが、2020年のシーズン後にオプトアウトの権利を持つという。

 同局は、「スタントンに対してジャイアンツは、ジョー・パニク二塁手と有望株のトップ、タイラー・ビーディとクリス・ショーの2選手でトレードに応じそうだ」と続報を伝えた。
 ジョン・モロシ記者によると、「スタントンの契約金のうち最低2億5000万ドル(約280億円)をジャイアンツが肩代わりすれば十分に成立できる」という。
 つまり1対2の交換トレードに巨額の金銭をプラスしたトレードというわけだ。
 同記事によると、交換要員として名前の挙がったパニクは27歳で、二塁手として打率.282、出塁率.345、長打率. 408 の打撃成績を残している。「素晴らしい選手で、ファンの人気者でもある。だが、野球界最高の強打者(スタントン)を獲得するだけのものではない」と紹介された。
 
 ビーディは2014年のジャイアンツのドラフト一巡目指名の先発左腕で2017年に「先発投手の有望選手100人」にリストアップされたが、24歳で迎えた今シーズンは、3Aで結果を残せず先が見え始めているという。
 ショーは2015年のドラフト一巡目指名を受けた一塁兼外野手で、23歳で迎えた2017年は、マイナーで打率.292、出塁率.346、長打率.525で、24本塁打の打撃成績を残している。

「彼らはマイナーリーグのレベルの中では悪い選手ではなく、スタントンとのトレード相手として十分見合う。金銭トレードの色合いが濃いが、ジャイアンツの経営は、ここ数年良好で、非常に利益を多く挙げている。余裕はある」という見通しが書かれた。

 ただ放出する側のマリーンズについては、「ナ・リーグのMVPにとっては貧弱なトレードだが、これまで伝えてきた通り、すべてはチームの財政的な問題から来るもの。マーリンズファンはパニクのプレーを多少楽しむことができるかもしれないし、いつかの日か大リーグに昇格するビーディやショーを楽しめるかもしれない。しかし、スタントンのプレーを楽しむほどではなく、まして球団オーナーが予算節約を楽しむことにも及ばない」と、メリットが少ないという批判的な見方を示した。

  記事は、最後に、このトレードの実現の可能性について「実際のトレードの枠組みが作られ始めており、噂ではなさそうだ。引き続き注目していきたい」とまとめた。

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