二刀流の大谷のエンゼル入団で優勝オッズまでが下がった!

大谷翔平(23)のエンゼルス入団が決まったことで、地元メディアも含め、チームの内外では早くも2002年以来となるワールドシリーズ制覇への気運が高まっている。

ESPNのツイッターによると、大谷のエンゼルス入団で、ラスベガスのスポーツブックメーカーの1つでは、エンゼルスの来季のワールドシリーズ優勝の賭け率が50倍から30倍に下がったというのだ。

 USAトゥデイ紙も、「大リーグ最高の選手、マイク・トラウト、殿堂入り確実なアルバート・プホルス、強打者ジャスティン・アップトン、ゴールドグラブ選手のアンドレルトン・シモンズを抱え、ここに野球界で最も魅力的な選手を加えることになる」と紹介。「瞬く間にエンゼルスはア・リーグ西地区優勝の最有力候補に躍り出た」と報じた。同紙の取材にプホルスは「素晴らしいことだ」とコメントしている。

 今季のエンゼルスはア・リーグの西地区の2位に終わった。80勝82敗の借金を作っての2位で、世界一となった同じ西地区のアストロズに21ゲーム差もつけられた。

 チームには、全米ナンバーワンプレーヤーと呼ばれ26歳にして2度シーズンMVPを獲得している走攻守3拍子の揃ったマイク・トラウトが4番に座り、通算614本塁打のアルバート・プホルス、今季途中にタイガースから移籍、打率・273、35本、109打点の数字を残したジャスティン・アップトンらが揃っているのだが、今季のチーム打率は、ア・リーグのブービーとなる14位、チーム本塁打数も13位と打線は爆発しなかった。
 左打者にスラッガー不足の状況もある。
 対してチーム防御率は4.20だが、ア・リーグの中では6位で被打率も同じく6位で、どちらかと言えば投手力でバランスを取っているチームだ。

 それでも今季の勝ち頭は11勝10敗のJCラミレスで200イニングを投げた投手はおらず 開幕投手を務めたリッキー・ノラスコがチーム最多の181イニングを投げているが、防御率4.92、6勝15敗と大きく負け越した。そして今オフFAに。パーカー・ブライドウェルが10勝3敗だが、今季からローテーに入った26歳と若い投手。3年前の日米野球に来日、第5戦で大谷翔平と投げ合って勝った(5回無失点)マット・シューメーカーも6勝3敗の数字しか残せなかった。本来ならば、2014、2015年と2年連続2桁勝利を挙げているギャレット・リチャーズがエースだが、ここ数年、肘の故障に苦しんでいて、今季もわずか6試合にしか登板できず0勝2敗に終わっている。 絶対的エースがいないのだ。
 投打において大谷を切望していたチーム状況だったのである。
 
 地元のオレンジカウンティ・ジャーナル紙は、そのリチャーズの大谷獲得に関する談話を掲載した。

「彼の打撃や投球が加わるならチームは自動的に良くなる。2018年のチームについては楽観視していたが、これで我々は、さらに驚異となるよ」

 同紙は「大谷は近年故障に泣かされ続ける先発投手陣に影響をもたらすことが期待される。大谷の加入が決まるまでは、エース候補はリチャーズ一人だった」としている。

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