フィギュアスケートの平昌五輪代表最終選考会を兼ねる全日本選手権が21日、東京の武蔵野の森総合スポーツプラザで開幕、女子のショートプログラムが行われ、坂本花織(17、シスメックス)が、73.59点で首位、大会4連覇を狙う宮原知子(19、関大)が、73・23点で2位につけた。3位には昨季から不調に苦しんでいた本郷理華(21、邦和スポーツランド)が自己ベストの70.48点をマーク。またGPファイナル出場を果たしていた樋口新葉(16、日本橋女学館高)はジャンプのミスが響き68.93点で4位、逆転五輪切符を狙う本田真凜(16、関大高)は、66.65点の6位と大きく出遅れて優勝条件の五輪出場は苦しくなった。

 勝負のフリーは23日に行われるが、果たして2枠しかない五輪切符は誰の手に渡るのか? 
 ここで五輪代表を決める選考基準を整理してみる。

 まず代表の1人目は全日本選手権の優勝者が無条件で決定となる。 
 2人目は、(1)全日本の2、3位(2)GPファイナル出場の上位2人(3)世界ランク(過去3年の成績で集計)の上位3人(4)シーズン世界ランク上位3人(5)ISU公認大会でのシーズンパーソナルベスト上位3人、という5項目の、いずれかを満たす選手の中から総合的に判断して選出する、とされている。

 今大会で優勝の可能性があるのは、首位の坂本から4位の樋口までだろう。さすがに3回転ループの着氷でバランスを崩して手をつき、66.65に終わった本田の逆転五輪切符獲得は絶望的だ。

 女子の上位レベルは拮抗しており、ジャンプで大きなミスをした選手が脱落するという構図になっている。
 3位の本郷は首位と3.11点差、4位の樋口も4.66点差あり、フリーではノーミスの演技することが必須条件で、しかも、上位の坂本、宮原がジャンプミスを犯すという“他力本願”の要素が加わってこなければ逆転はなかなか難しい。そう考えると代表1枠目が確定する優勝争いは、坂本と0.36点差で追う宮原の2人の一騎打ちと見るのが順当か。

この記事が気に入ったら「いいね!」をお願いします