2014年にサービスを開始した「やよいの青色申告オンライン」

 Macユーザーの筆者が、会計知識がなくても簡単・効率的に作業できる会計ソフトを探し求める当企画。今回は、弥生(東京都千代田区)を訪れて、「やよいの青色申告オンライン」の使い方や特徴を聞きました。

 同社の名前を聞いて頭に浮かぶのは、1987年に販売が開始され、今年30周年を迎えた会計などの業務ソフト「弥生」シリーズです。クラウド型会計ソフトの「やよいの青色申告オンライン」は、2014年にサービスを開始しました。会計ソフトの「老舗」が積み上げたノウハウが、初心者を救ってくれるのでしょうか。

領収書の取り込みはスキャナーとスマホで

 取材にあたり、今回も筆者が溜め込んだ領収書の束を机の上に出しました。これを見た同社マーケティング本部アシスタントマネジャーの内山正彦さんは「ちょっと全部は難しいのですが……」と申し訳なさそう。こちらも申し訳ないので、領収書の一部だけを取り込むことにしました。

 「やよいの青色申告オンライン」では、領収書の情報を取り込んで取引として登録する際に、スキャナーで読み取る方法と、スマホアプリで撮影する方法の2種類が使えます。精度はスキャナーの方が良いそうです。

 「じゃあ、1回スキャナーにかけますね」と内山さんが、領収書を1枚ずつスキャンすると、領収書がそれぞれ画像ファイルとしてパソコン内に保存されました。保存形式はPDFとJPEGのどちらでも良いそうです。

 「やよいの青色申告オンライン」にログインし、ホーム画面左の「スマート取引取込」を、次に「スキャンデータ取込」をクリック。画面にある点線囲みの欄に画像ファイルをドロップすると、領収書の文字情報が一覧で表示されます。領収書に印字された金額と日付はすべて読み込めたほか、一部の支払先の名前も、ほぼ正確に取り込めました。スマホアプリで撮影した領収書の読み込みも同じような正確さでした。

 筆者は昨年の会計処理で、支払い先も記録するようにしていたので、少しでも多くの情報を取り込んでくれると、楽ができそうです。
 
 思わず「優秀ですね」と言葉が漏れました。内山さんは「いや、確かに支払先の文字が読み込めるときもありますが、まだまだです。さらに精度を上げていきたいと考えています」と少し照れた表情を浮かべました。現状、手書きの領収書は読み取りができませんが、OCRの精度は日進月歩らしいので、今後さらに読み取り精度が向上し、さらに楽ができそうです。