[イメージ写真]箱根十七湯の一つ、仙石原温泉の湯(ペイレスイメージズ/アフロ)

 全国の温泉人気トップは、今年も「箱根」――。「じゃらんリサーチセンター」(東京)がまとめた今年の全国人気温泉地ランキング「もう一度行ってみたい温泉地」で、箱根温泉(神奈川県)が12年連続1位を占め、2位に草津温泉(群馬県)、由布院温泉と別府温泉郷(いずれも大分県)が同率3位になりました。別府温泉郷は前年から1ランクアップ。城崎温泉(兵庫県)が前年から2ランクアップのベスト10入り。上位はいずれも老舗ですが、「温泉を楽しむ環境づくりに知恵を絞っているのが特徴」と分析しています。

「一度は行ってみたい」では由布院が1位

[表]「もう一度行ってみたい温泉」の順位の動き(リクルートライフスタイルの資料から)

 調査は今年8月、旅行サイト「じゃらんnet」会員にネット上でアンケートし、有効回答は1万2017人。温泉の調査対象は全国327か所の温泉地を設定し、今月14日に結果を発表しました。

 「もう一度行ってみたい温泉地」は箱根、草津、由布院・別府に続いて5位は登別温泉(北海道)、6位・道後温泉(愛媛県)、7位・指宿温泉(鹿児島県)、8位・黒川温泉(熊本県)、9位・有馬温泉(兵庫県)、10位・城崎温泉と続きます。

 まだ行ったことはないが「一度は行ってみたい」という」あこがれの温泉地の項目では(1)由布院、(2)乳頭温泉郷(秋田県)、(3)草津、の順。

 最近1年間に「行ったことがある」温泉では、箱根が群を抜く1466票を集め、別府(963票)、草津(923票)を引き離して前年に続きトップでした。

 最近1年間に行ったことがある温泉地のうち「満足した」温泉は、総合で高湯温泉(福島県)、乳頭温泉郷、白骨温泉(長野県)の順。「秘湯」の部門では黒部峡谷温泉群(富山県)、九重“夢”温泉郷(大分県)、わいた温泉郷(熊本県)の順でした。

 男女別では、男性は前年に続き草津温泉がトップで箱根、別府、由布院、登別と続きます。女性は箱根がトップで、草津、由布院、別府、登別と続きました。

「街の雰囲気が好き」が大きな理由に

 上位の温泉地は伝統やブランド力を備えながらも、魅力づくりなどに工夫を凝らしているのが特徴。1ランクアップした別府温泉郷の場合、別府市が新たなビジョンとして「遊べる温泉都市構想」を打ち出し、温泉と遊園地を融合した「湯~園地」を描いた動画がYouTubeで広がり、視聴回数が441万回余にも。「20代を中心とした若年層に大きな反響があった」と分析しています。

 ベスト10入りした城崎温泉は色浴衣を着て外湯めぐりなど温泉街を散策してもらう試みなどに挑戦。また、外国人観光客向けの働きかけを強め、団体に限らず個人も含め外国人客が5年間に36倍に。飲食店やバーの新設も増えて、入浴だけでなく街ぐるみで楽しめる温泉地として人気です。寄せられたコメントには「みんな浴衣姿で温泉ラリー的なことをするなど、地域で盛り上げているという感じがした」などの評価がありました。