国民栄誉賞を受賞決定 羽生善治氏が会見(THE PAGE編集部)

 国民栄誉賞の授与が決定した将棋の羽生善治氏が、5日午後4時から記者会見を行った。

 羽生氏は、昨年12月に通算7期目の竜王位を獲得して「永世竜王」の資格を得て、史上初の「永世七冠」を達成している。授与式は2月13日の予定。

【中継録画】国民栄誉賞の授与決定 羽生善治氏が会見

羽生竜王より国民栄誉賞受賞についてのあいさつ

司会:それではまず初めに羽生竜王より国民栄誉賞受賞について、一言ごあいさつをさせていただきます。

羽生:皆さま、あらためましてこんにちは。本日はお忙しい中、またお寒い中、たくさんの皆さまにお集まりいただきまして誠にありがとうございます。本日、国民栄誉賞という大変名誉ある、栄誉ある賞をいただき、驚きと同時に大変うれしく思っております。これは私個人の棋士の活動というよりも、将棋の伝統的な世界における長年にわたる歴史の積み重ねということも合わせて評価をしていただけたことなのではないかなというふうにも思っていますし、またこういった大変名誉ある賞をいただいて、棋士としてさらにいっそう精進をしていかなくてはいけないなという思いも持っています。

 また囲碁の井山さんが同時に受賞されました。井山さんは初めてタイトルを取られた二十歳のころから交流があるんですけども、本当にずっと変わらず安定をして活躍をされていっている。ジャンルは少し違いますけれども、本当に今、現在進行形で囲碁の歴史をつくられている棋士だと思っています。その方と同じ日にこういった賞をいただけたということは私にとっても大きな誇りとなりました。

司会:それではこのあと、質疑応答とさせていただきます。まず東京将棋記者会を代表して幹事社さまより代表質問をお願いいたします。そのあとはご質問のある方は挙手をお願いします。こちらでマイクをお持ちいたしますので、ご質問の前に御社名とお名前をおっしゃってからご質問ください。

今後の抱負などについて

産経新聞:東京将棋記者会、幹事やっています、産経新聞の【タナカ 00:08:37】といいます。よろしくお願いします。

羽生:よろしくお願いいたします。

産経新聞:まず羽生さん、おめでとうございます。

羽生:どうもありがとうございます。

産経新聞:お聞きしようと思っていた感想の話、最初にあいさつでありがとうございました。それに関してご家族にはご報告をされたのでしょうか。もし報告をされたとしたらご家族、特に奥さまとかお子さまとかから、どのようなお言葉があったかお聞かせ願えますでしょうか。

羽生:今日はちょっと、1日かなりせわしくなくて、まだ連絡が取れていない状態ですので、今日の仕事が全て終わってからゆっくり、うちに帰って報告をしようというふうに思っています。

産経新聞:分かりました、ありがとうございます。次に先ほど羽生さんもおっしゃっていました、囲碁の井山さんと同時受賞ということで、その中で安倍首相が歴史に刻まれる偉業を達成して、お互いに、国民に夢と感動を、社会に明るい希望を与えたと。ますますの活躍を期待したいとおっしゃっておられました。それに対して羽生さんはどのような言葉でお返ししますでしょうか。あるいは今後の抱負とかありましたらお聞かせ願えますでしょうか。

羽生:将棋の世界も囲碁の世界も小さいお子さんから年配の方まで幅広い人たちが楽しめる、気軽に楽しめるものだというふうに思います。これを機にたくさんの人たちに将棋、あるいは囲碁を楽しんでもらえるような環境をつくっていけたらいいなという気持ちでいます。
 また棋士としてで言うと、私もすでに40代ということもありまして、最近は非常に強くて若い棋士の人たちとも対戦が増えていて、非常に厳しい状況、環境に置かれているわけなんですけれども、そういう中でも、将棋というのはただただたくさん経験を積めばいいとか、ただただ若さがあればいいとか、そういうことではなくて総合的なものが問われる競技、対局だというふうに思っていますので、自分自身が積み重ねてきたことをこれから先も棋士として、ファンの皆さんに伝えていくことができればいいなという気持ちで今います。

産経新聞:ありがとうございます。最後に1つお願いします。今後の具体的な目標、あるいは描いている将来像みたいなのがありましたらお聞かせ願えますでしょうか。

羽生:具体的な目標で言うと公式戦での1400勝というのが近くなっていますので、そこを目標にしていきたいというふうに考えています。長いほうは、なかなかこれから先、どういうふうになっていくのか、想像が付かないというのが率直なところなんですけれども、1年1年、息長く活躍できるような棋士になれるように頑張っていきたいというふうに考えています。

産経新聞:ありがとうございます。以上です。

司会:ほかございますでしょうか。

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