宇宙航空研究開発機構(JAXA)は18日午前6時6分に、高性能小型レーダー衛星「ASNARO(アスナロ)2」を搭載した固体燃料ロケット「イプシロン」3号機を、鹿児島県肝付(きもつき)町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた。衛星は同6時58分に分離され、予定軌道に投入。打ち上げは成功した。

即時性の高い固体燃料ロケット

[画像]打ち上げられたイプシロン3号機(JAXA提供映像より)

 イプシロンの打ち上げは今回が3回目。試験機が2013年9月に、2号機が2016年12月に打ち上げられている。

 イプシロンは、全長26メートル、重量95.6トンと、液体燃料のH2Aロケットの半分程度の大きさ。即時性の高い固体燃料ロケットで、低コストで機動的な打ち上げを目指す。今回の3号機では、爆薬を使わずに人工衛星を分離する「低衝撃型衛星分離機構」を採用した。

 アスナロ2は、経済産業省のプログラムでNECが開発したレーダー衛星。電波は雲を透過するので、曇りや夜間でも地表を観測できる。重量570キロと小型で軽量ながら、地表1メートルの物体を識別することができ、災害状況の把握などに利用される。

 打ち上げは当初、昨年11月に予定されていたが、電気系統の問題で延期。今月17日に変更したが、天候悪化のため再延期されていた。

《打ち上げ詳細情報》
打上げ日:2018年1月18日(木)
打上げ時刻:6時6分11秒(日本標準時)
打上げ時間帯:6時6分11秒~6時30分13秒(日本標準時)

※THE PAGEでは午前5時45分からJAXAがライブ配信した打ち上げ映像を、JAXA提供で配信しました。

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