夕方、シグナルヒルから望むケープタウンの街並み。背景そびえるテーブルマウンテン

 成田から香港経由でヨハネスブルグ、O.R.タンボ国際空港に着いた。国内線のケープタウン行きに乗り継ぐ合間、ふと空港内のトイレに入った。海外では珍しくピカピカに清掃されたトイレに少し驚いた。「ようこそ、私の美しいオフィスへ」とモップがけをしていた若い黒人男性が手を止め、海外からの旅行者に笑顔を振り撒いていた。

フォト・ジャーナル<大自然と人 “虹の国”南アフリカへ>倉谷清文第9回

V&Aウォーターフロント。国内からも人の集まる観光客の人気スポット

 最近、日本からの観光客数を伸ばしている。長かったアパルトヘイト(人種隔離政策)の歴史を克服し、さらに貧困格差、治安の問題を克服すべく動き出した南アフリカ。政府も今、観光産業に力を注いでいる。

 雄大な自然、そこに生きる野生動物を目当てに、“一生に一度は訪れたい”と言う旅行者も多い。多くの民族と言語、文化から成り立ってきたことから“虹の国”と呼ばれている南アフリカ共和国を旅した。

テーブルマウンテン山頂から望むケープタウンの街

 1652年オランダ東インド会社の中継基地が建設され、それ以降ヨーロッパの入植者によって発展していったケープタウン。その歴史から“マザーシティー”と呼ばれている。南アフリカは首都機能を分散させており、プレトリアに行政府、ブルームフォンテーンに司法府、ここケープタウンに立法府が置かれている。

テーブルマウンテン山頂

 その名のごとく山頂をナイフで切ったように続くテーブルマウンテンをはじめ、カラフルな町並みのボカープ地区、また、喜望峰や美しい海岸線、ワインの一大産地ワインランドが近いため、アフリカでも有数の観光地になっている。(つづく)

(2017年11月撮影・文:倉谷清文)

※この記事はTHE PAGEの写真家・倉谷清文さんの「フォト・ジャーナル<大自然と人 “虹の国”南アフリカへ>倉谷清文第9回」の一部を抜粋しました。

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