テニスの全豪オープンで初の16強進出を決めた大坂なおみ(20、日清食品)の注目度が海外でも高まっている。大坂は、女子シングルス3回戦で世界ランク72位で第18シードのホーム豪州のアシュリー・バーディ(21)に6-4、6-2でストレート勝ちした一戦は、地元メディアでも大きく取り上げられた。

オーストラリアのテレビ局ABCは「日本の新星が6-4、6-2で勝利し、バーディは世界72位の前に沈黙する次の選手となった」と豪州勢の敗退を伝えた。記事では「女子テニス界で最も将来を期待される才能の1人から放たれた素晴らしく力強いショットは、12本のエースと24本のウィナーにつなげた」と大坂のプレーぶりも紹介している。

また大坂が、試合後のインタビューで語った「とても嬉しい。少し悪い気持ちもあります。みんなが彼女に勝って欲しかったと分かっているので、申し訳ない気持ちもあります。このような雰囲気の中でプレーしたことはなかったので、本当にありがとう」という地元選手への配慮のあるコメントも掲載し、大坂の人柄についても賞賛した。会場では、インタビューに感動した地元ファンからの拍手がしばらく続いた。

メルボルンの地元紙「The Age」は「灰(アッシュ)のように破壊されバーディが敗退」と、アシェリーとアッシュ(灰)の言葉を重ねた海外特有の表現がされた見出しで「最初の衝撃は試合会場の変更、そして次は望んでいない退場だった。バーディは、日本の大坂のパワーに苦戦して完全に止められた」と報じた。

 記事によると、試合は当初、センターコートのロッド・レーバー・アリーナで行われる予定だったが、前の試合が長引いた影響もあり、急遽、規模の小さいマーガレット・コート・アリーナへ変更された。それでも大坂なおみは、動じることなく、「ルーティンに変わりはなかった」という。

「彼女は、雷のようなサービスエースで、第2セットを35分で締め、試合を終わらせた」と、最速191キロのサーブがいかに効果的だったかを伝えた。

 さらに「サーブで最初の2ポイントを失っても、持ち直してゲームをキープできたことが数度あり、大坂は気持ちを強く持つように心がけたと語っている」と、メンタルの強さに注目した。またこの報道でも、大坂の試合後の敗者を気遣ったインタビューについて「勝利を喜ぶ一方で、大坂は、大会に残っていた最後の豪州選手を倒したことを残念がった」とピックアップ。 「去年、重要な勝利をいくつか重ねた大坂は、WTAの新星の1人と見られている。2017年にトップ10選手に何度か勝利して世界ランキングを17位まで上げたバーディに勝利したことで、それを証明した」と大坂の躍進を伝えた。

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