プロレス団体WWEのビンス・マクマホン会長が25日(現地時間)、新アメリカンフットボールリーグXFLを立ち上げることを発表した。米のスポーツメディアESPNは「2020年にXFLを復活」との見出しで記事を発信。「新リーグの名称は2001年にマクマホン氏とNBCにより1シーズンのみの挑戦に終わったリーグと同じ名称のXFLとなるが、前回のような派手なチアリーダーやおふざけに頼ることはないと彼は話している」と伝えている。

 マクマホン氏は、「自分が2020年1月開始を予定しているリーグで唯一の出資者だ」とコメント。1シーズン目は、8チームが10週間のスケジュールでプレー。最初の支出は、1億ドル(約110億円)ほどで、これはマクマホン氏が、先月、WWE団体の株を売り、今プロジェクトのために立ち上げたアルファ・エンターテインメント社に送り込んだ額と同じだという。

 マクマホン氏は、「前回のリーグを中止して以来、ずっとやりたかった。出資を自分だけに限り、共同出資者なしで行うことが再開のチャンスとなる」と語っている。また記事は「マクマホン氏は新リーグの特徴として試合進行の早さを挙げ、理想試合時間は2時間としている」とも続けている。

 XFLのライバルとなるNFLでは、今季、トランプ大統領に対する批判の意味をこめて、試合前の国歌斉唱の際に、ひざまずいたり、立たなかったりする選手が続出、ひとつの社会現象となった。そのトランプ大統領と密接な関係にあるとされているのが、このWWEのマクマホン氏だ。マクマホン氏のリンダ夫人は現在、トランプ政権の中小企業庁長官を務めている。
 今回のXNFLの再開を2年前に発表したのは、NFLを批判するトランプ大統領の差し金ではないか、という危惧もあるが、マクマホン氏は「トランプ大統領が支援するかはわからない」と話している。

 ただ「マクマホン氏は彼のリーグでプレーする選手はフィールドで個人的な立場を取る機会を与えない」とし、「人々を楽しませようとするときは社会的、政治的な問題をプレーに持ち込んではならない。個人の時間に彼らのやり方でひざをついてほしい」とのマクマホン氏の声を紹介した。
 NFLのようなトランプ批判は許さないというわけである。
 マクマホン氏は、全チームの唯一のオーナーとしてルール厳守を選手に徹底させるほか、犯罪歴のある選手は契約から排除する方針だという。
 

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