いよいよプロ野球キャンプイン。チェックポイントはどこ?

いよいよ今日2月1日からプロ野球キャンプが一斉にスタートする。米国アリゾナで1軍キャンプを行う日ハムを除く国内11球団は沖縄で6球団(阪神、横浜DeNA、中日、ヤクルト、楽天、ロッテ)、宮崎で5球団( 広島、巨人、ソフトバンク、西武、オリックス)が開幕へ向けての準備に入る。古巣ロッテの沖縄・石垣島から恒例の“キャンプ巡礼”する評論家の里崎智也氏(41)に見どころを聞いた。

――いよいよプロ野球キャンプイン。里崎さんの見どころを?

「オフに大きなストーブニュースがなかったので少し話題に事欠きません?」

――日ハムドラ1の清宮幸太郎と中日移籍の松坂大輔くらいだよね。

「これは毎年言っていますが、新人と新外国人は未知数ですからねえ。清宮はスーパースターになる可能性のある素材ですが、1年目にどれだけの戦力になるかは、キャンプ、オープン戦を見るだけではわからないでしょう。松坂に関しては、まだやりきっていない、納得がいかないという松坂がいて、欲しいという球団があってチャンスが生まれた。プロ野球は需要と供給の世界です。やりたいという元巨人の村田修一がいて、今のところは欲しいという球団のない彼はNPBでキャンプを迎えることができない。これがプロの厳しさでもあるんですが、松坂は、自分で納得いくまでやってもらいたいですね。どれだけ投げられるかが、まったくわからないのでなんとも言えませんが、キャンプでチェックしてみたい一人です」

――直前に青木宣親のヤクルト凱旋帰国のビッグニュースが入ってきた。

「ヤクルトにとっては大きいでしょう。センターには坂口智隆がいて打率.290を打ちましたが、ライトの雄平が怪我で離脱するなど、とにかく怪我人だらけで昨年は苦労しましたからね。青木が入ることで、雄平を一塁へコンバートできるかもしれません。畠山和洋、川端慎吾も復活してくるでしょうし青木が入ることで選択肢は増えます。でもヤクルトのポイントはそこじゃないですね。ピッチャーの整備ですよ。先発も中継ぎも抑えも決まった人がいない。小川泰弘、星知弥もオフの手術で開幕は微妙。石川雅規が先発の4番手あたりにくるくらいに充実させたいところでしょうが、中日から移籍したジョーダンにしても2桁勝った投手ではありません」

――話題豊富じゃない?(笑)。話を元に戻しましょう。

「キャンプは“たられば”の確認作業です。あの選手が復活したら、あの新戦力が活躍すればの“たられば”の少ないチームが優勝候補になるし、逆に、そういう“たられば”が多いチームは下位予想となりますよね。パではソフトバンク、セでは広島が大きな戦力の変化がなく主力に故障者さえ出なければ、というチーム状況でキャンプを迎えることができますよね。今優勝予想をするとなると、この2球団になります。“たられば”に頼らざるをえないチームは苦しいけれど、キャンプでは、その“たられば”の可能性をチェックしていきたいですね」

――なるほど。打倒ソフトバンクへ1番手の期待チームは?

「楽天が面白いんじゃないですか。昨年は夏以降に息切れしましたが、外国人に実績がありチームが若い。則本昂大、岸孝之、美馬学の3本柱に、安楽智大 、藤平尚真あたりが成長してくれば先発陣が充実してきます。野手では3年目を迎えるオコエです。楽天は左打者が多いので右打者のオコエが打線に絡んでくると、打線に厚みが出るし、足を使えるので、ちょっと去年とは違った展開も作れるのかもしれません。去年のオコエはキャンプで強制送還されていましたが(笑)シーズンの途中から出てきて成長がうかがえました」